|
2005/01/28(金)
「ニーベルングの指輪」CDを録音
|
|
|
ワーグナー「ニーベルングの指輪」 上演時間が14時間以上にもなるワーグナーの大作は4夜に分けられて上演される。
序夜:「ラインの黄金」 ライン河に沈んでいる金で指輪を作ると、世界中の富と権力が手に入るという。その金を水精の3人のラインの乙女達が守っているが、小人族(ニーベルング族)アルベリヒが奪ってしまう。全神ウォータンはワルハラ城を巨人族の兄弟に建ててもらった報酬として、義妹の美の女神フライアを要求されている。それに代わるものとして、アルベリヒから指輪や財宝を奪い、巨人族に与える。
第一夜:「ワルキューレ」 ウォータンと知の女神エルダの間に生まれた娘達はワルキューレと呼ばれ、戦死した英雄をワルハラ城に運ぶ役割を果たしている。ウォータンは人間の女性に双子の兄妹ジークムントとジークリンデも産ませている。彼らを支援するつもりだったが、正妻で結婚の女神フリッカに反対され、ワルキューレの一人、ブリュンヒルデに方針を変えるようにという。しかしブリュンヒルデはそれに従わなかったので、いつか勇気のある男性が彼女を目覚めさせるまで岩山に眠らせ、火で囲む。
第二夜:「ジークフリート」 アルベリヒの弟、ミーメが指輪を得る目的でジークフリートとジークリンデの遺児のジークフリートを育てている。勇敢な若者に成長したジークフリートは指輪を守っている巨人族ファフナーと養子を殺して指輪を奪おうと考えているミーメを殺す。小鳥の声に導かれてジークフリートはブリュンヒルデを目覚めさせて、妻にする。
第三夜:「神々の黄昏」 アルベリッヒの子ハーゲンは父の遺志のために、指輪を奪うことを考えている。彼には異父兄弟のグンターとグートルーネがいる。ジークフリートに過去の女性を忘れさせる薬を飲ませてグートルーネに求婚させ、その条件にブリュンヒルデを騙してグンターと結婚させる。夫の裏切りを怒ったブリュンヒルデはハーゲンにジークフリートの弱点を教える。狩りで記憶を戻したジークフリートはハーゲンに殺されてしまう。ブリュンヒルデは夫を焼く火の中に飛び込むと、ワルハラ城も炎上してしまう。
|
|
|