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2004/02/19(木)
江戸時代の照明
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夜は働かなかったのは、当時は照明がとても高くつきました。普通は行灯(あんどん)が使われました。小皿に油を入れて、灯心を浸して点火するものですが、ものすごく暗くて、とても本など読めません。油は菜種油でしたがとても高い物でした。貧乏な人は、臭いと煤の出る魚油を使ってました。 夜勉強したりすると、油がもったいないと叱られたのは、もっともなことです。 行灯は見たことありますが、とても暗くて使い物にはなりません。豆電球くらいの明るさです。ですから商人は老眼が始まるともう隠居するしかなかったのです。帳面が付けられません。
行灯より明るい、蝋燭(ろうそく)は贅沢品で、普通はまず使わない物でした。大きな蝋燭は、今のお金にして一本何千円と言う値段でした。その蝋燭でさえ、現代の電球5ワットくらいの明るさです。蝋燭の燃え残りは廃品回収で高く売れました。それくらい貴重品でした。
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