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2004/08/16(月) 【松本喜三郎・生き人形展】
お人形が好きで見たり 私で手が届くのあれば手に入れたいと思う作家さんのお人形も多々です
しかし 地元出身で こんなに素晴らしい先達が居られたことを私は つい先日まで知りませんでした。
市の現代美術館で行われていた 【松本喜三郎・生き人形展】に
昨日の最終日に行ってきました。

 展示されている人形の その風情や あまりの精巧さ 造形の素晴らしさに圧倒されました。
口をあけた等身大の人形には 歯が一本一本綺麗に植えてあり 舌に至っては 生身の人間の
舌を入れたのではないかと思うほどの恐ろしいばかりの写実性、思わず息をしているんじゃないかと
口元まで近寄ってしまいました。
池坊と言う作品があったのですが 此れは首から上と 前腕〜指先までだけなんですが
男性と思えないような指の細くしなやかな感じや関節のしわや血管までもが作りこんであり
これが生け花をする人の指なのだなとしげしげと眺めました。

会場へ入ってすぐのところに 三つ折れ人形がガラスケースの中に収めてありました。
鳥肌でした。素晴らしかった!!!着物が 所々傷んでいたのですが 素晴らしいのです
オリジナル! 痛みやなどはものともしないオーラを発していました。
他に 等身大を少し小さくした市松人形の可愛らしいお顔(これは横浜人形の家所蔵のもの)と
首から上の幼女・・・瞬きをして今にも おかあさん と 言葉を発し動き出しそうな気がしました。

会場全ての人形が生きていて 動き出しそうな迫力に
家族と一緒だったので 必死にこらえましたが(笑)涙があふれそうでした。なぜだか分かりませんが・・・
そうして ずっと粟立つ感じ・鳥肌を立てながら見にきてよかったと心底思いました。

もう一つ 全て 桐の木を掘って創られてるものだと知りあまりにも素晴らしい手の技にため息が漏れました。
30cmほどの人体の骨格を造形したものが アールデコなチェアに座らせてありましたが
細い骨(尺骨 鎖骨など)の部分は爪楊枝よりも細かった。これを木彫りで・・・と思った時
気が遠くなりそうでした。


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