電波日記
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2004/05/17(月) [南総里見八犬伝]
滝沢(曲亭)馬琴さんが書かれた、ファンタジー系物語です。あくまで俺の中で、ですが...
角川映画にもなったので御存じの方も多いかと。
犬と添い遂げる事となったお姫さまを守るため、犬が8人の人間に転成して仇敵を討つというストーリーなのですが、本当にファンタジー要素が多いです。
八犬士と呼ばれる8人はそれぞれ「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」の文字が浮かぶ珠を持っていて名前にもその文字が入っています。更に体のどこかに牡丹の痣がある事も共通事項です。
「名詮自性」(みょうせんじしょう)=「名は体を表す」というルールも設定されています。
例えば、犬「八房」は死後に、事実上八犬士として蘇るのですが、この「八房」は「尸(しかばね)」が「八方」に散るのでつけられた名前です。棒が一本足らなくなってるけど(笑)
八房と婚姻する事になったお姫様は「伏姫」。見ての通り、「にんべん」に「犬」です。
本当はもっともっといろいろあるのですが...
すんません、ストーリーも含め、大半を忘れてしまいました...(汗)
八犬伝が勉強したくて文学部日本文学科に入り、俺の年次は運良く八犬伝のゼミがあってさらに運良くそこへ入れたのに...いろいろあって大学に行けなくなって(ってか学費が続かなかったんです...)、以来八犬伝にはノータッチなもんで...

でも、読み物として本当に面白かったです。同じく馬琴さんの
「椿説弓張月(ちんせつ・ゆみはりづき)」もええよー!!


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