電波日記
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2004/04/28(水) [陰陽五行思想]
「オンミョウ・ゴギョウ・シソウ」です。
万物は陰と陽の気のバランスで成り立っており、木(モク)/火(カ)/土(ド)/金(ゴン)/水(スイ)の5つの要素が影響を与え合いながら循環している、という考え方です。
最近では風水学なんかもポピュラーになったので耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
ワタクシ、通信教育で風水学を学んだ経験があるのですが、それも途中で投げ出した為、人様に説明できるほど精通してはいません(汗)
でも、基本事項がわかっているだけでも面白いものです。
割と知られているのが「青龍・白虎・朱雀・玄武」の東西南北を守る神獣+中央を守る「勾騰」の組み合わせですね。
木火土金水はそれぞれに司る象意がありまして...
木...東、青、春、鱗虫(鱗のある動物)
火...南、赤、夏、羽虫(羽のある動物)
土...中央、黄色、すべての季節、もしくは土用、裸虫(羽毛のない動物)
金...西、白、秋、毛虫(毛のある動物)
水...北、黒、冬、介虫(殻のある動物)
他にもいろいろ当てはめられる象意があるのですがこのへんで。
えー、例えば「木」、青くて鱗があって東を守るのが、青い竜、「青龍」であり、例えば「水」、黒くて(玄は「玄人」ともいうように黒、の意味を持ちます)甲羅に守られてて北を守るのが黒い亀である「玄武」なのです。

そういった基本事項から読み説くと、日本のあまりに有名な昔話である「桃太郎」が、なぜ「桃」から生まれて「丸く」て「小さく」て「固い」キビダンゴを「犬」「猿」「雉」に与えてお供にして、「牛の角」と「虎の毛皮」を身に付けた「鬼」を退治しに行ったかの意味が少しだけわかったりします。
簡単に説明いたしますと...
五行思想では「鬼」の「門」である「鬼門」は「北東」、方角に十二支を当てはめると「丑」と「寅」の方角。五行では「木」。
「桃」は「木」の反対に位置する「金」が司る果実で、「犬」「猿」「雉」も「金」が司る方角「西」に所属する十二支、「戌」「申」「酉」(順番だと申→酉→戌だけどね)に、これまた「金」が司る意味「小さい」「丸い」「固い」を集約した「キビダンゴ」を与えてお供にする、と解釈する事も出来るそうで...
諸説あるウチのひとつですが(笑)
どっかで読んだ説だと、「桃」は「桃源郷」から流れて来たそうですし、本当は桃から桃太郎が生まれたのではなく、桃太郎はその若返りの仙果「桃」を食べて実際に若返ったおじいさんとおばあさんの間にできた実子である...らしいです。

まあ、解釈の手段のひとつとしては俺的に非常に好きな思想なのです。アニミズムとかシャーマニズムとかはよくわかりませんが(汗)

俺が読んだのは吉野裕子先生の「陰陽五行と日本の民俗」という本なのですが、桃太郎以外にも日本古来の迎春呪術なんかを五行思想に基づいて解説して下さっています。むしろそれがメインかな。

あ、なんか新刊も出てるようですねー。
「陰陽五行と日本の文化―宇宙の法則で秘められた謎を解く」...うお、読みたい!!


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