|
2024/01/24(水)
ない理由がなかった
|
|
|
お正月の震災から3週間あまり。 石川県とは言っても、加賀と能登は大違い。 有名な和倉温泉や能登の棚田があっても、震災には勝てません。 ほぼ過疎地域と言っていいほど、高齢者ばかりの地域で、交通機関もない、店舗もない、病院もない… そんな地域で細々と暮らしている人たちが、どれだけSOSを待っていたって声さえ届かないし、あげる術も知らない。 小さなコミュニティで踏ん張ってる。
親戚で向こうにいる人が亡くなったかもしれないと連絡があっらり、実家隣の娘さんが嫁ぎ先で土砂崩れにあって被災してるとか、被災した家で泥棒に入られた人とか、現地は報道されているような援助なんてほど遠い生活してる現実を知り、愕然としてる自分がいる。
不幸中の幸いってやつで、親兄弟家族は無事で、なんら変わりない生活を送れている(らしい)。
でも徐々に周りのことを知ることになり、自分ではどうにもならないこともわかっていても、どこかソワソワする…
現地に向かうことは、やはり遠慮してほしいとのこと。 現地の人が言うのだから、やめておいた方がいいに決まってる。 なのに、勝手に押し付けボランティアのような、別に言わなくてもいいゲーノージンたちの現地ボランティアもどき。 本当に困っている地域以外でやる炊き出しをメディがこぞって取り上げ、えらいですねーなんて馬鹿みたいって思う。 本当のボランティアなんて「やってます」「やってきました」って言わなくていいと思うんですけど。 杉様がするボランティアが、本人が思わないところで売名行為だとか言われる… 黙ってやっている人を売名だとか言って、自分からSNSで炊き出ししてきましたーとかいう人を称賛するおかしなメディア。
やす子ちゃんが言ってたけど、ホントに「自己解決できる人間」が被災地に行っていいのであって、なにも自分でできるわけもないド素人が、勢いだけで被災地に入って良い訳がないのです。 トンチンカンな物資を持っていったりするのが迷惑だって考えて、用もたせないところに行くっていうことの覚悟がないとね。
でもやっぱりすごいのは、向こうの人たちは自分たちで出来る術を持ってる。 援助の手が回らなくても、自分たちの生活の中でやれることを自分たちで頑張ってる。 都会ではできない(やらない、やろうとしない)ことをあんなに大変な目にあった中でも、頑張って生きようとしてる。 高齢だからできないのではなくて、普段から自分たちで生活しているからこそ、辛いながらも踏ん張ってる。
メディアでは見れない現実がたくさんあるし、知らなくてもいいこと、知りたくなかったこと、いろんなことが渦巻いてる。
地震から少し気持ちが変わってしまってる自分がいて、ずっとモヤモヤしたまま。
スッキリできる日は来るのかなぁ?
|
|
|