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2017/04/11(火)
選べない
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仕事をしていて、いつも思うこと。
こちらがお客様を選べない
店を構え、来店を待つ客商売をしているある小売店の店主が、自分の理想としている客以外は来なくていいと言った話。
来てもらって満足してもらえるのが、売手として最高のことだけれど、こちらが望むような客ばかりではないのは事実。 それを自分が来てほしい客を選ぶ発言で、小売店としての資質を問う物議があったらしい。
難しい話だけど、売りたい物を文句を言われてまでもうる必要はない、ということだと思う。
今のこの物余りの時代、どうやって生き残るか、どの業界もあの手この手で競争しあってる。 いい意味での競争なら未だしも、なぜか単なる価格競争になってしまっていることが問題だと思うのです。
値段を下げる=質が下がる
どこかで何かを削っているはずなのに、顧客はそれを理解しないまま、値段だけで飛びつく。 結果、満足の行かないことになったとしても、自分の責任ではなく、すべて相手のせいにする。 おかしいよね。 自分が値段をケチった結果、やるべきことをカットされただけなのに。
それを悪徳と言う。おかしいわ。
わたしからすれば、わからないことに首をつっこんで、値段だけで物を推し量るからそんなことになっただけなのに。
見えない部分も大事だってことを理解しない。
でもね、どんなに高くたって値切りもせずに買い物するのはブランド品だよね。 シャネルやヴィトンで、値切る人いる?
価値をわかってるから、値切らないんでしょ? だったら、わたしがやってる仕事でも、価値がわかれば値切れないはず。 それを、やっぱりわからないから、値切る。
値切ってばかりいる人は、どの会社に頼んでも、絶対に優遇されない。
あるCMで「同じものをそんなに高く買ったなんてねぇ」と、小バカにする会社がある。 なにをもって高いと判断してるのか?
どんな工事をするかはその会社ごとに少なからず違いはあるのに、細かい内容は抜きで、値段だけで高い安いを言う。
おかしいよね。 やるべきことをやらないから安くしてるのに、すべて安ければいいと言い切る。 表面的なことだけで判断できるはずもないのに、とにかく値段だけで物事が進むなんて、あってはならないことなのに。
仕事していて、毎日矛盾と戦いながら、困ったお客さんからの電話問い合わせに応じながら、絶対こんな客の仕事ごとしたくないと思うのであります。
毒舌ですみません。
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