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2015/10/11(日)
さよなら。
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ついにその日が来たのです。
祖母が亡くなりました。
89歳。 頑張りました。
誕生日を迎えてわずか一週間。
骨折の入院から、一度も自宅に戻れないまま、病院のベッドで息を引き取りました。
苦しかったよね。 辛かったよね。 寂しかったよね。
何のために生きているのかさえわからない病院生活。
寝たきりになった祖母を見るのは辛かった。
いつかこの日が来るとはわかっていても、どうしようもない気持ちに襲われた。
やっと楽になれたのだから、もうこちら側に引き止めることは許されない。
目をつぶった祖母に声をかけると涙があふれ、もう何も話せない。
葬儀が進むにつれて、祖母との本当の別れが近づいてきているのかと思うと、涙が止まらなかった。
初孫で、生まれたときから可愛がってもらい、いろんなことを教えてもらい、本当に感謝の気持ちでいっぱい。
祖父の時は余裕がなく、ゆっくりお別れが出来なかったけど、今回はしっかりそばにいられたと思う。
自宅に戻り横たわる祖母は、まだほんのりぬくもりがあるようで、頬はやわらかい。
呼べば目を開けそうな、そんな穏やかな顔。
ツヤのある肌、ほんのりピンク色をしたくちびる。
ふとんの中ではドライアイスで凍るほど冷たい。
これが現実。
辛いけど、どんなに泣いても、祖母がちゃんと祖父の元へ辿り着けますように…
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