◎だらだら*にっき◎
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2014/04/14(月) 「人」
たまたま、NHK教育の「ブレイクスルー」を見た。

検索してみたら、わたしが見たのは再放送だったみたいですが。
ハートネットTV ブレイクスルー
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2014-04/07.html

この回で紹介されていたのは、京都にあるフレンチレストラン。
ここに勤める従業員が、障がい者であること、そして地元ではとても有名で予約がなかなか取れないとのこと。

どうしてそれほどに人気があるのか、障がいのある人たちが勤め続けられる理由は、を紹介しながら考えるようになってた。

時間の都合上、最後まで見ることはできなかったけど、わたしが見た半分ほどの中で、仕事に携わる人たちみんなが、自分が受け持っている仕事内容に誇りを持ち、責任感の中で人と接すること、仕事をすることに喜びを感じているのが見えた。

驚いたことに、統合失調症と診断された人が、フロアに出て接客しているということ。
そして集団になじめないでいる人が、任された仕事をまじめに会社(勤めているお店)の評判をかけて一生懸命働いていること。

その人たちが現場やスタジオでインタビューを受けているのだけど、病状がひどかったときの体験談を聞く限り、本当に人と接するのが辛い状況だったのだなと言うことと、今はそれを克服してそれぞれ自分の受け持つ担当の仕事を責任を持って働いている。

どうしてそこまで責任を持ち、胸を張って自分の仕事、お店をすばらしいものにしようと言う気持ちが起こるか、そのお店で働く意味を一人ひとりきちんと感じ取って、働き甲斐、生きがいを見出しているのか。

このお店では、働く人たちはなにかしらの障がいを持ち、それでも社会参加を求めて、やりがいのあることをしたいという気持ちがとてもあるということ。
お互いを認め合い、助け合い、時には叱咤する、でもそれが相乗効果を生み、お店全体のいい方向へ向いていくという結果につながっているんだなと思った。

本当はどの会社でも、どの人でも、どんな立場であれ、これは当たり前のことなのだけれど、今の世の中ではあまりそんなやりがいだの責任感だの感じられないように思う。
なんとなく時間だけが過ぎて、楽にお金が稼げたら良いな、くらいにしか思ってないような人たちがたくさんいる中で、彼らは必死に自分の居場所を見つけ、自分の働く意味を感じながら、やるべきことを真剣にこなしている。
だから、みんな生き生きして見えた。

辛いこともあると思う。
今までの作業所での仕事や賃金のことを思えば、とても働く意味があり、それ相当の賃金をもらえるようになったということ。

びっくりしたのが、今までの作業所での賃金が月2万円そこそこだということ。
一般では考えられない金額。
サポートが必要だといえ、これは自立した生活をするにもとても足りない。
このお店では5万円の収入が実現できたと支配人は言ってた。

働くってすごい。
責任感を持ち、働く意欲がある社員がいるところは、「こうだからいい」だけじゃなくて、「どうすればもっとよくなるか」を考えている。
だから妥協はしない。
お互いに気のついたことは言う。
疲れてそうな人には声をかけてあげる。

人として当たり前のことが、ここでは当たり前にできているからこそ、素敵なお店だとクチコミで広まっているのだと思う。
片田舎でフレンチなんて…と思ったら大間違いだそうで。
予約がかなり先まで取れない、また来たいと思うお店だということ。

人の心を動かすのは、結局人なんだよね。

番組の中で統合失調症だという人が話していた中で、あぁ、やっぱり人は人で壊されて、人で治るんだなって。
薬をもらったって治らないんだよね。

悪くするのが人なら、よくするのも人なんだってこと。
人間が一番恐ろしい生き物なんだってことだろうね。


本当は、こういう番組をもっと民法でバンバンやればいいのにっていつも思う。
毎年夏になるとはチャリティー番組があるけど、あれはあれでよしとしても、あの日限りの限定的なお祭りごとでしかないとわたしはいつも感じてる。
世の中、バリアフリーだ、社会にやさしい何とかだ言ってるけど、そんなこと以前に、人としての心の偏見をまずなくすことからはじめなきゃ、日本はダメなんだよ。
諸外国が福祉に力を入れられる仕組みや、税金が高くても誰一人文句を言わないのは、昔から障がい者や高齢者を違う意味で特別視してこなかったからだということをもっと知らないといけない。
日本の悪い風潮として、障がいをもっていることを隠す文化があるのだから。
障がいがなにをもたらすというのか。
いつ自分が家族が友達がそうなるかもしれないのに、まったく自分のこととして考えない、相手の気持ちになれない人が多すぎる。
自分さえよければ、と言った考え方が、自分の身に起こったときに始めて苦労させられ、怒りに変える。
心の障壁の大きさが、どれだけ現状の福祉対策に遅れを取らせているのかわからないんだよね。

なんてさ、いっぱしのこと言ってみても、自分もどこかで何か欠けてるんだよね…
おかしいよね。


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