|
2013/05/23(木)
歳を取る
|
|
|
まったく、真夏並みの暑さ。 エアコン、動くかなぁ… サーキュレーター回しても、パソコン4台分の熱がもわーんと回るだけ。 蒸し風呂か! 痩せないなぁ。 むしろ成長してますが! 夏に向けて、どうしてくれようか… 肉襦袢脱ぎたいッス。
夜な夜なお客さんのところに集金に行ったときのこと。 久々にご主人とおばあさんに会いました。
おばあさん、ちっちゃい上に細い。 お、折れそうですよ。 そしてこのクソ暑い日に、股引き履いてますが! 奥さまによれば、これでヒーターつけるらしいです。
(゜ロ゜;
認知症が進行しているらしく、やはりわたしのことも忘れてました。 「あら、初めてお会いしますねぇ。お若いわねぇ。」 などと、本気で忘れちゃってるみたいです。 仕方ないよね…
でも大変なのは毎日そばにいる家族だし。 悲しんでばかりもいられない。
喧嘩したり、暴力振るったり、いけないけど、いけないってわかってるけど、口が手が出る状況がわかる気がする。(決してその家族がひどい扱いをしてるとかじゃなく、一般的によく聞くニュースのなかで)
毎日顔会わせててもお客様扱いだったり犯人扱いだったり、はたまた全く違う家族の誰かの名前を言ったり。 急に探し物しだしたり、泣き出したり、気持ちの収拾がつかなくなるんだってね。
赤ちゃんに戻っていくとか言うけど、過ごしてきた年月の中での経験やプライド、人としての感情はちゃんとある。 一人前の大人扱いをしてあげることが当たり前のことである。
でも…そんなのきれいごとだとわたしは思う。 亡き義父がそうだったように、人間にマニュアルなんて通用しない。 人として対等に扱われるべく、生活してるんだから。 泣いたり笑ったり、怒ったり喜んだり、食べて飲んで出して寝る、その繰り返し。
歳を重ねると言うことは、そんな繰り返しをたくさんしてきているだけ。
わたしだったらどうするかな… あの奥さんみたいに、いつも笑顔で接してあげられるかな?優しい言葉で接してあげれるかな? ご主人の前でも変わらず、以前と同じように明るくしている奥さんが素晴らしいと思って帰ってきた。
内に秘めたることは計り知れないけど、言いたいことや怒り不満もたくさんあるだろうけど、欠片も見せず、「おかあさん、こんなですけどー」と笑って手を添えてあげてた。 自然とそうやって出来るのは、ちゃんと一人の人として接してるからなんだろうなって思ったし、普段から変わらずそうやって一緒にいるんやろうなって感じた。 作られた「世話」なんて必要ないし、いつか化けの皮剥がれる。 家の中で家族が当たり前にひとりひとりをフォローしあえるのは、長い年月をかけて築き上げた家族の繋がりそのものなんやろうなぁって思った。
おばあさんも悔しい気持ちでいっぱいやろうけど、優しい息子さん夫婦と一緒にいられるって幸せなことなんじゃないかな…
本人にしかわからんことやけど。
|
|
|