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2006/05/25(木)
情けないやら嬉しいやら…
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この間からずっと、チビに「夏服買って欲しい」と言われ続け、今更にやっと買いに行ってきました…
早く買ってやれよ!かぁちゃんっ…σ(^◇^;)
イヤね、うちの学校、制服なんだけど、“推薦服”って言う、イチオウ指定の制服があるんです。 しかも、小学校だから、どこでも買えるようなのにしてくれればいいのに、またコレが特殊で。 学校指定の洋品店でしか買えないもの。
いちいちそこまで出向かなくちゃ買えない。 学校で年に2回ほど、リサイクル品が出るらしいけど、必ず欲しいサイズがあるかどうかもわからないし、時間限定だから絶対間に合わないし…
なんだかんだ言ってるうちに、時間だけが過ぎて、すっかり暑くなってきたので、半袖がいいと言いだしたチビ。 でも半袖の推薦服がないので、白いポロシャツにしてよって言ってるのに、「みんなと同じの(推薦服)じゃなきゃイヤだ」と言って、暑いのに長袖の推薦服を着て言っていたのであります…(こだわるなぁ)←それよか、お前が早く買いに行けよって感じ
今日、やっと指定の洋品店に出向き、推薦服を…
「すいませ〜ん」と店に入っていったものの、誰も応答無し。 あ、インターホンがあったゎ…と、気を取り直し、ピンポン。 奥の方では確かに人がいるような気配。
ごそごそっと人影が出てきたので、こっちへ向かっている最中のその人に向かって、 「すいませんが、学校指定の半袖ブラウスありますか?」と尋ねた。
確かに顔はこっち向いてるのに、無言で近寄ってくる店の人。 なんかこわっ。 人が話してるのに、なんでなんにも言わないんだ?と思った瞬間、手に持った紙とペン。
(・O・; 耳の聞こえない人だった… 失礼なこと思っちゃったなぁ…
筆談で希望の品物を伝え、現物を出してきてくれて確認し、お金を払っておしまい。
。。。わたしったら、なんてことを思ったんだろう。と、心の中で反省しきり。 聞こえない人にいくらしゃべっても無理だよね… 挨拶もできない店かなんて思ったこと自体、失格だわ。(__;)
そんなことよりもっ!!
わたし、確か手話習ってなかったっけ? ?(・_。)?(。_・)? 必死に頭の中の手話を駆けめぐらせたのに、出来る手話が出てこない… 役立たずだなぁ…と、不甲斐ない自分に渇を入れる。
おつりを待っている間、必死に手話を思い出していたのに…
最後におつりをもらって帰るときに、「ありがとう」を出来ただけ。(|||_|||)ガビーン なっさけないなぁ…
全部筆談で済んじゃったこともあって、手話の出番無し。 でもこれは言い訳だな。 やればいくらですか?とか、合計はこれだけですねってくらいの値段聞きは出来たはずなのに。
日常的に使ってないと、やっぱりとっさの会話ってダメだね… 帰り道々ずっと反省。(どんだけ自分がエラい人間なんだろう?)
でも、最後の最後に、「ありがとう」と手話でやったとき、お店の人は初めて笑顔を見せてくれたんだよね。 それまでは、結構こわばっていた顔だったのに、たったひとつだけ手話をすることによって、緊張がほぐれたように笑顔になった…
たったそれだけしか出来なかったけど、わたしにはお店の人の最後の笑顔がとってもうれしかった。 なんにも出来なかったことに恥じ、それでもひとつの手話をしたことによってなんかいい気分になれたこと。
単なるわたしの思い込みなんだろうけど。 やってよかったって思う。
耳の聞こえない人の不安は、計り知れない。 相手の表情が見えているだけに、本人が聞こえない・しゃべれないことで、相手の表情が曇ることを恐れている。
だからわたしは出来るだけ、笑顔で、筆談中もきちんと声に出して、説明する。 彼らは口元を見て、何を言っているのか読みとる力も持っているから。 彼らが表情豊かなのは、そんなことがあるからだと、わたしは思ってる。
年に何回あるかないかのろうあ者との接触。 ほんの触りだけでも、手話を習っていてよかったと思う瞬間。
・・・なんてカッコいいこと思ってたら、パパに 「あのなぁ、中国語が出来ますって言って、“ニィハオ”とか言えるくらいのレベルやで」って言われた。(|||_|||)ガビーン
まさしくその通りです…(T^T) 人間、一生、勉強ですな。
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