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2006/11/15(水)
立駐の事故
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立体駐車場での事故って、たまに聞くよね。
今日も上から転落する事故があったらしいですが…
ホントに怖いです。
落ちる方も、落ちてこられた方も…
ずいぶん前の日記（コレを書き出すもっと前）にも、この事故のことについて書いていたかもしれないけど…
立体駐車場の事故と聞くと、どうしても思い出してしまうこと。
まだチビがベビーカーに乗っているような頃、買い物に行った先の立体駐車場で、あわや下に落ちる！って感じの事故を目撃したのです。
ぶつかる瞬間ではなくて、もう事故を起こしてしまった後だったんだけれど、結構上の階のフェンスに車が突っ込むような形で喰い止まっていて、その車に乗っていたであろう人がいて…
老年の夫婦らしき男女。
奥さんらしき女性は、倒れて血を流していたのです。
運転していたと思われる旦那さんらしき男性は、ただただうろたえるばかりで、そばに倒れ込んでいる奥さんの面倒も見れないくらい。
たまたま通りかかったので、さすがに見ぬ振りは出来ず、「大丈夫ですか？」（大丈夫なわけないけど）と声をかけてあげたのです。
女性の右頬はパックリ口を開けて流血してるし、痛いのを通り越して、感覚がおかしくなっていたみたい。
あまりにも傷口が大きくて、押さえると痛むんじゃないかと気になって、直接傷口を押さえる勇気がなかったけれど、そのままにしておくことも出来ず、チビ用に持ち歩いているタオルを当ててあげてました。
パパには携帯で救急車を呼んでもらい、救急車が車でそばでみていたんだけど…
男性に話を聞くと、駐車場の警備員には伝えたらしく、それでも対応が遅くて、結局パパに読んでもらった方が早かったみたいで…
とにかく車がしたに落ちなくて良かった。
でも、なんでそんなことになったんだろう？
車は前向きにフェンスに突っ込んでいて、まさかカーブでアクセルとブレーキを踏み間違えた？とも思いにくいし、前進で駐車するにもフェンスへのつっこみ方がおかしいし、なにがなんだかさっぱりで…
運転していた男性の言ってることもおかしいし、もう気が動転していてなんにもわからないんだろうなぁ…って。
女性はフロントガラスにそのままぶち当たったから、目の上とか頬を切ってしまったんだろうけど、男性がけがをしていなかったのが不思議だった。
そして、倒れている女性のことを間近で見守ることすらしなかったその男性。
人間、パニックに陥るとそうなるのかなぁって。
救急隊員が来て、やっと女性は運ばれて行ったんだけど、血だらけのタオルを返そうとするので、いらないとだけ言って、その場を立ち去りました。
とにかく早く病院に連れて行ってあげて欲しかった。
タオルの替わりはいくらでもあるんだし、人の血が染みたタオルを返されてもねぇ…(‐＿‐)
きっと、あの女性の顔には、今でもあのときの傷跡は残ってるはず。
右頬の耳からアゴ近くまで裂けるように開いていたから。
痛いとは言わなかったのが返って気持ち悪かったけど、「目の方に血が入りそうだ…」と弱々しく言ったのだけ、覚えてる。
目の方には血なんか流れて行ってないのに…
「大丈夫ですよ、血は目には入ってないですからね」と言って安心させて、早く救急車が来て欲しいってそれだけだった。
スーパーだから、当然他のお客さんがどんどん入ってくるわけで、でも後から来た人は何が起こったんだ？って野次馬的見物だけで、誰も何もしようとしないし。
こんな時、人って冷たいなって思う。
まぁ、あの場ではあとから誰が来てもどうしようもない状況だったけど…
あれから何年も経っているけど、ニュースで立体駐車場の事故と聞く度に、あの日のことが昨日のようによみがえるのでありました。
あの人達、どうしてるかなぁ？
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