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2005/05/23(月)
ものわかりのよい人≒つまらない人
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ある男がいた。そいつの価値観は客観性を重んじる。理性こそが彼にとっての神である。
神は絶対だ。彼の神は支配欲が強い。
彼の意思と神の意思とは、必ずしも一致するとはかぎらない。むしろ一致しないことの方が多い。殊に、ウンコ漏れそうな時とか、胸があふれそうな時なんかはその傾向が顕著だ。
彼は彼の神がいつも正しいとはかぎらないことに気づいている。だから彼は自分の意思と神の意思とを区別して、うまく表現しようとした。おかげで彼は両刀使いとして名を馳せた。
しかし、神を冒涜した彼は、やがて人格を否定されることになった。そして彼を愛する者は誰もいなくなった。
彼は、両腕を失った。その醜い姿は注目の的になり、彼はさらしものになった。観衆は喜んだ。
しかし、なんということだろう!彼の屈辱は、彼の望んだものだった!
この皮肉!
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