スノーボードコラムセピア
どこかでなくしたあいつのアイツ
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2005/03/15(火) I Might be Wrong
今回の話は,読むとなんらかの負の作用が起こりうるので注意です.暗さ全開.


最近午前に何もしていない.午後になるまで布団の中の世界にいる.
それで起きた時の気分はすこぶる不快だ.
「あーーーおれダメだ」と心の中でリピートする.
そのリピートから抜け出す頃がだいたい15時くらい.
なぜかひと仕事終えた気分で,コーヒーを飲む.

その後は現実逃避.
小説の世界に没入している間は落ち込んだりできないので心地良い.
1年くらい前に読んだ本は読める.あらすじはわかってしまうが,細部の描写に酔えるから良い.
誰かが「音楽は繰り返し聴くものなのに,小説を繰り返し読むのが変だと言われる筋合いはない」と言っていたが全く同感だ.好きな作家の文体に触れているだけで幸せだ.

もちろん音楽も現実から逃げるのに有効な手段だ.
部屋を暗くしてRadiohead『KidA』をヘッドホン音量MAXで聴くと,何かがわかった気になる.


けれど多分何もわかってはいない.実際には.それは寝ていて夢を見るのに似ている.
そういえば全てそうかもしれない.
僕の休みの日の生活は現実から逃げたいという欲望で成り立っている.
それは束の間の夢のようだ.
就職したり,家庭を持つと,いやでも現実と戦う日々だろう.

しかし今は自分の城に閉じこもって,自分による,自分のための,自分の好きなことをできる.できるというか,むしろそうするしかない.
僕のそばには誰もいないから,喜ばせるべき他者もいない.


もしかすると,僕は無意識に側にだれも寄せ付けないように振る舞っているのかもしれない.
「自分の世界」という井戸の中(しかしその「世界」とは実は借りてきた概念で作られたはりぼての舞台装置なのかもしれない).そこは心地良いこと限りない.

異なる思考と接触すれにはある程度のエネルギーが要る.しんどい.


価値観はひとそれぞれ多様だろう.
他人との交流が何より楽しいひとも居れば,
僕のように自分の殻の組織を強くし,純粋な趣味に埋没することに喜びを見いだすひとがいる.

両方の人種がいるのは当然のこと.
しかしそれらの傾向は時間の流れの中で変化していくこともあるだろう.

というかそうあってほしい.自分サイドからの視点しか持たない人間なんて存在意義がよく分からない.

「君のために」という台詞を吐いてみたい.吐きたいね!ハイ・チャイナ!

めじゃ


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