スノーボードコラムセピア
どこかでなくしたあいつのアイツ
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2005/01/31(月) そろそろ真剣に考えます
最近、卒業が確定していないのにもかかわらず、就職を目前として「人生設計」について考えるようになった。もっと早くから考えろよ!といわれそうだが、オトナハミンナウソツキダ・ピーターパン症候群のおれとしては、いま考えだしたというだけでもグッジョ!て感じです。

このあいだの日曜日のフジテレビで、30代所帯持サラリーマンの人生設計の特集がやっていた。あんまりしっかりみなかったので、間違っているかもしれんが、食品メーカーのカゴメは、会社で積み立てている退職金を社員自身に運用させるそうだ。社員のナントカさんは、その資金の何割だかを定期預金にまわし、残りを投資している。現在の収入とか年金とか保険とか家のローンとかを考慮して試算すると、金が明らかに足りなくなり、豊かな老後は送れそうにない。それゆえの投資だ。シビアです。投資って賭けじゃない!はっきりいって、おれはビビっちゃいます。まあ、株とかおれ詳しくないんで、無知ゆえのビビりかもしれん。詳しい人、今度教えてください。
 
んで、番組の最後にコメンテーター(どっかのすげえ会社のCEO)がいってたんだが、抜本的な改革としては社会システムの改変が必須ということだ。現在の日本がかかえる相当大きな問題のひとつは「少子高齢化」だが、そのコメンテーターがいってたのは、高齢者でも働くことのできる就労システムの構築ということだ。

もっともな意見だ。社会福祉関連の本を読めばたいてい書いている結論だと思うが、そのためにどうすればよいのかという実践についてまで言及しているものは少ないと思う(だからといっておれが代案をもっているわけじゃない。もしそうだったらおれは、かかかかかみさまあ!!!だ)。んで、そういう文脈ではたいてい高度福祉国家モデルとしての北欧社会(とくにデンマークとスウェーデン)が参照される。北欧を参照することで浮かび上がるのは、さんざんどこでもいわれている日本社会の「問題点」で、具体的には東京一極集中(地方分権と対照をなすものとしての)、国民の政治不信(国民自身の政治の参加主体としての意識が低い)とか、経済主導の国家体制(この肥大した国家はいまだに「経済成長」が最優先課題だ)とかだ。高齢者の就労システムを成立させるためには少なくとも論理の上では、以上のことは考えなければならん。あいだをすっ飛ばしてかなり端的にいえば、「あんたは現在の生活水準を下げるという選択をする勇気がありますか?」ってことです。自分自身を反省してみても、そんな勇気などなさそうだ。日本って、大丈夫かなぁ?と思ってしまう。まあ、こんな不安が国民すべてに行きわたれば、その不安感から質素な生活になるかもしれんが、おれを含めアホな国民はノルマに疲れて刹那的なオーナニに忙しい日々を送っているようだ。
 
それで、人生設計の話にもどります。最近けっこう真剣に考えだしたのは、「北欧移住計画」だ。50代なかばぐらいを目標にしている(そのころには日本も変わっているかもしれんが)。あっちの国は物価も高いし税金も高い(消費税率はたしか40%)けど、社会福祉が充実している。生活水準も高い。定住外国人には選挙権も与えられるはず。そしておれの個人的好みをいえば北欧はデザイン大国で、モノが好きな人間にはたまらない場所なのだ。あと、ヨーロッパ全般にいえることだが、自転車の地位が高い。文化が成熟している(ように思う)。となりの芝生は青くみえるからね。
 
そして蛇足だが、オーロラをみたい。そんで、ある晩オーロラを見に行ったきり、かえってこなかった……みたいな死に方をしたい。んで、かーなり後になって発見されて、「オー、シット!ホクオウニモモンゴロイドガブンプシテタノダ!ダイハッケンダ!」と人類学者にいわれてみたい。……スケールがでかい!興奮してきたわー。

まずは貯金だな。もしくは北欧の企業に転職することを考える(だからといって北欧に住めるわけじゃないけど)。




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