|
2004/09/13(月)
東京ツンドラ通信
|
|
|
先週の金曜日に国立西洋美術館(上野)に行ってきました. 当たり前かもしんないんだけど,やっぱ川内の県美とは格が違いました.もともと建物のほうに興味があって行ったんだけど,展示品のあまりの有名っぷりに圧倒されました.ロダン,ルノワール,モネ,ピカソ,等等. 僕はもともと絵画はそんなに好きじゃないです.とくに抽象的なのとか全然わかんない.でも美術館で実物を目にすると,内容がわかんなくても結構充実した時間を過ごしてる気になれます. 好きだと思った絵は,人物画(とくルノワールの「帽子かぶった金髪の女性のやつ」)です.ぼくはもともと花とか風景とかみてもあんま感動しないたちで,静物画とか「うまいけど、だからなんなのかなー」って考えてしまいます.けど,人物画は直接心に訴えてきます.「こんなん描かれたらモデルは絶対画家に惚れちゃうよ」っておもいますよ.すんごい綺麗です.100年以上前の名も知らぬモデルの女性の美しさに圧倒されました.絵を描くってことは,美しい一瞬を,永遠に保存することなのかなーて思いました. ただ,写真で同じモデルの人を見てもこれほど心を動かされることはないでしょう.絵だと画家のもつモデルへの想いや,鑑賞者の想像力といったいろんな物語が入り込む余地があるから感動しやすいんだと思います. また上野に行く機会があれば,もっといろいろ見てまわりたいと思います.
メジャー
|
|
|