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2004/08/16(月)
毛の幻想
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残暑お見舞い申し上げます。 今回は毛にまつわるお下品な話なので、お食事中の人は海苔を食いながら読むと、5.1chサラウンドなみになると思う。
おれは毛が濃いほうだ。 乳首の毛は他人よりあるものの、とくに下半身が濃い。 先日、帰省した際に海に行ったのだが、タオルで股間を隠して必死に着替えているおれに向かって、マズヨシが「おまえの尻、汚ねえな」と罵ったくらいだ。別に常に尻がうんこにまみれているというわけではなく、毛の生え方が汚いらしい。自分の尻は鏡に映さないかぎりチェックできないので、新たな自分の一面を発見した気がして、少しうれしかった。ほんとうに少しだが。
おれの毛深さは親父ゆずりだ。母から聞いた話だ。むかし、親父と母はデパートの紳士服売り場に男性用のタイツ(そんなものあるのか?モモヒキみたいなもんかなぁ)を買いにいった。親父は試着した。 母「(サイズ)どうよ?」 父「いいけど、やっぱ(スネ)毛がひっかかるなぁ」 というような会話をした。 すると、両親の接客をしていた若い女は急激に赤面し、黙ってしまった。どうやら、陰毛がタイツにひっかかるのだと勘違いしたらしい。かわいそうに。
この話じたいそれなりにオモシロイが、こんな話を息子に嬉々として語る母はなんだか凄い。ちなみに、「ビックリマン、コーヒー、ライター」を初めて教えてくれたのは、姉だ。 こんなふうに書くと、我が家がトンデモナイ変態一家のように思えるかもしれないが、普段はいたってフツーのはずだ。家族のなかでいちばん変態なのは、間違いなくおれだ。自慢することでもないか。
話がそれた。このエピソードでおれが得た教訓は、毛について語るときは何毛についての話か明示しなければならない、というものだ。そうしなければ、とんでもない誤解が生じてしまう。毛についての話は、ハゲ、ヅラ、テンパ、陰毛、きれいなお姉さんは好きですか、ジローラモなど、何かとデリケートなことに関わるものが多い。ハゲを気にしている上司に、「いやあ、おれなんか毛が濃くて困ってるんですよう」などと言おうものなら、首が飛ぶのである。
ということで、みなさんが少なくともおれに毛についての議論をふっかけてくるときは、何の毛についての話なのかはっきり示してほしい。でなければ、おれは定義の曖昧さを逆手に取って、どうしても下ネタにもっていってしまうから。 やっぱ、おれって変態だね。 暑苦しく汚い文章ですみません。
J(男塾を読み返そうと思う今日このごろ)
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