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2004/07/05(月)
No more time, No more chance
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気がつくと口が半開きだ 口が半開きになる時っていうのは 鼻が詰まっていたり鼻が折れて呼吸ができなかったりとか もちろんなんにも考えていない時ってこともある あるいは 警戒してはいたけどまあありえないだろうなと思っていた 前方から歩いてくるおっさんが 突如として目の前でコートを広げ 思考回路がショートしてしまった下校時の少女 のようなことも充分ありうる ハタから見たらどれも阿呆ヅラに見えるんだろうけど 本人にとってはショートしてるって状態が圧倒的に危機的状況であって ああ おれ今口半開きなんだな ノウミソ足りないように見えてんだろうな なんて思っても まあいいや どう見えたってかまやしねえや もうどうにでもなれ あとは野となれ山となれ ハナタレミミダレワキノシタ な感じでもうカオスのまっただなかに漂って ぐるぐる部屋のなかを巡航して 蹴っても痛くない枕を蹴り上げ 壊れないように安全を確保して柔らかい布団にケータイ投げつけ 韋駄天走法(カルルイス)でどこまでも走っていこうとする 次の瞬間にはいきなりカミサマが降臨して 悔い改めよキ○タマモメヨと諭してきて こんな自分でも優しくなれるような気がしてきて 花や虫を愛でたくなって 原っぱでアハハウフフ・スキップしているうちに 次の朝には なる
それが繰り返される こうして 口を半開きに至らしめた原因はだんだん終わりのある物語になりはじめ だんだん日々に還りはじめる 気がつくと口は閉じているのかもしれない
b!j(「!」は外してはならないぞぅ)
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