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2004/07/26(月)
辞書のページを適当に開いてイチャモンつけるシリーズ@
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これから書くことなくなったらこのシリーズやります。メインにはしません。毎回ひとりよがりですいません。苦しいけれどがんばります。ガマンしてください。
今日のお題 金田一京助ほか,1997,『新明解国語辞典 第5版』三省堂 pp.592-593 したがけーしたむき
したくちびる【下唇】 下の方にある唇 →絶句。説明不要。むしろここで説明してはいけないだろう。何かの間違いでは? 「上下の唇の下のほう」とでもかいたほうがより正確ではないかと。なんのことやら 分からない人は想像をたくましく。
したたか【強(か)】(用例)「学校は、のびやかでしたたかで、暖かい子供本来の“いのち”をこわすことなく育む場でありたい」 →百歩譲ってごもっともといいたいところだが、日本語がおかしい。こういうわかりにくい文章を辞書に載せてはいけない。
「したたかな味のラーメンを取材」 →一見するとなんの変哲もない用例だが、この用例を書いた男がそのときラーメンを食いたかったのだな、そしてその後そいつはハゲ頭で汗光らせながら(夏)ハフハフラーメン食ったのだなと勝手に想像すると、途端に面白くなる。というかそういうことを考えるおれのほうがおかしいのか。だって暑いんだもの。ラーメン食いたくなってきた。だれかうまいラーメン屋教えてください。脇汗垂らしながらラーメンをハフハフ食べるのは夏の風物詩だ。
「甘いマスクとつやのある声だけが売り物だと思っていたが、最近は個性的な芸が光り始め、したたかになってきた」 →「個性的」なのが「演技」とかならわかるが、「芸」はおかしくねえか?彼は俳優からゲイニンになったのだろうか?逆はあるだろうが、それはあんまりないんじゃないか?そうなったら普通芸能界から身を引くもんな。苦しいか?単なるおれの主観か・・・。ああ。
「したたかに喀血し、即刻入院」 →これもなんの変哲もないが、わざわざ「喀血」はなかろう。しかも「即刻入院」。重い。想像をかき立ててくれる。「シタタカニカッケツシソッコクニュウイン」―電報の文面だろうか。
したなめずり【舌嘗り】Aオオカミやヘビなどが、うまい獲物を前にして期待に胸をときめかすこと。 →動物を勝手に擬人化してはいけない。オオカミやヘビなどは実際にそんな心的な作用を起こさないだろう。すくなくとも断定はできまい。「おやじなどが、札束握りしめてウロウロし、女子高生などを前にして期待に胸をときめかすこと。または、その硬直して前かがみになった状態を比喩的に表現したもの」とでも書いたほうが正確だ。でも、それじゃあ辞書向きじゃねえし、やりすぎだな。人間を主語にするとどうしても不適切になるから動物にしたのだろう。
今日はここまで。 ああ、おれimagineだ。レポートとか卒論とかやらねばならんのに。 コラムに異常にエネルゲイアを注ぐ哀れなおれに万歳。 そして乾杯。 ああ、つめたいビールが飲みてえ。
(限りなく矮小な)b!j
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