|
2004/06/15(火)
商店街の話1.0
|
|
|
僕たちは毎週火曜日を,一緒に買い出しをして自炊する日,と決めている.ちょうど二人の都合が合う曜日だし,付き合い始めたのが火曜日だった. 今日も商店街の喫茶店で待ち合わせ.彼女は商店街が好きで,スーパーは嫌いだ.彼女に言わせると「商店街のプロフェッショナルな仕事が好きなの.スーパーはアマチュアよ.」らしい. 彼女はいつも待ち合わせに遅れる.いつもだいたい15分だけ遅い.まあ僕も15分遅めに来ればちょうど良いのだけれど.でも彼女のいう「プロフェッショナル」なコーヒーを飲みながら,2階席の窓から交差点を見下ろし,彼女の姿を探すのが僕のささやかな幸せの時間だったりする. 駅の方から幾分急ぎ気味に歩いてくる,彼女の姿を見つけた瞬間は,なんとも言えず嬉しいものだ.
8割がたフィクションです.メジャー
|
|
|