スノーボードコラムセピア
どこかでなくしたあいつのアイツ
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年11月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新の絵日記ダイジェスト
2013/12/24 陣痛室立ち会い2DAYS
2013/07/30 鳥海バイシクルクラシック2013
2006/10/11 あの連載が
2006/06/06 下北半島
2005/10/04 Archives

直接移動: 201312 7 月  200610 6 月  200510 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 月 

2004/11/15(月) Save Yourself
いわゆる「自己チュー」でない人間はいない。

すこし前、「自己チュー」なる表現がマスメディアに出てきたときのこと。たしかAC(公共広告機構)だったと思うが、自己中心的な態度をとる(他者への配慮がない)人間を「自己虫」という表現でカテゴライズした。人に迷惑をかける行為である「自己虫の生態」のいくつかを挙げ、いつものように説教臭い広告を出していた。その「生態」のなかに、「でかいバックパックを背負って歩き回る自己虫」のようなことが、書かれていた。邪魔なんだという。

基本的にリュック派のおれは、「ハァ?」と思った。責任逃れの垂れ流しである公共広告ごときに、荷物の持ちかたを注意される筋合いはない。おれだって、荷物が多く、リュックが大きくなってしまうときは人に気を遣って振舞っている。人の邪魔
にならないように、注意している。

怒りがメラメーラと沸き上がってくる。いったいこいつら(説教臭い公共広告)は、何のために存在しているのだろう?と。そもそも「自己チュー」なやつらは、そんな広告をみたところで、何も感じないだろう。だからこそ「自己チュー」なのだ。じゃあ、やつらの説教の矛先はどこに向けられているのだろう?

それは、「誰かに迷惑をかけてしまわないか」と小心翼々としている、おれのような気の弱い善良な人間にたいして向けられている。でかいリュックを背負うことで誰かに迷惑をかけるかもしれないことを恐れている男、それだけで精一杯気を遣って疲れている男に、追い討ちをかけるのだ。やつらは無意識に、無邪気に人を傷つける。しかも肝心の効果はない。よって、存在意義がない。

まあ、注意したくらいでブチギレて殺されるようなこともあるわけだから、「ウルサイ公共広告を即刻廃止して、悪いことを見つけたら高いモラルを持った心で直接注意しましょう」なんて、簡単にいうことはできない。そこには、(少なくとも)日本人のコミュニケーションの構造の問題が潜んでいるし、生活環境の都市化という問題ももちろん含まれている。つまり、ウンコ大学生ごときが扱える問題ではないのだ。この話題に興味があったら、『〈対話〉のない社会』(中島義道、PHP新書)を読んでみてもよい。

てゆうか、今日は別に「公共広告」について書くつもりじゃなかった。じゃなきゃ、最初の一文は意味不明だもんね。続きは来週。たぶん。


オートノービル(新しい育毛剤の名称(案))

P.S. 誰かにMP3プレーヤーを安価で提供したいと考えています。サイズはiPodよりも小さく、内蔵メモリが128MB、外部メモリとしてS!M!(スマートメディア)に対応しています。ボイスレコーダ、FMチューナー付きです。アルカリ電池で約30時間(公称)駆動します。1年とちょっと使いました。マックには対応してません。ちなみに鈴木にいったら、「欲しいです」といったくせに買いませんでした(怨)。興味があれば、j.gjentagelsen-erindring@docomo.ne.jpまで。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.