スノーボードコラムセピア
どこかでなくしたあいつのアイツ
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2004/11/01(月) Man&Woman〜哀しみのため息、独り身の切なさ〜
今回はおれの数少ない経験にもとづく単なるひとつの見解を書く。相当の偏見が含まれております。

男と女、それぞれの性質にはやはり違いがあるなぁ、といいたい。「性質」といっても相当に漠然としているので、話を限定しよう。テーマは、男女それぞれの「理性と感情」について。繰り返しになるが、このコラムはおれの女性との数少ない交流から書かれているものである。あと、男と女それぞれの性質が違うという前提に立っているので、ある程度の単純化は避けられない。悪しからず。

@「男性の理性と感情は拮抗している。両者は互いに対等な(強弱の差こそあれ)対立項である」
A「女性の理性と感情は拮抗していない。理性は感情を補う役割を担う」
こんな仮説を立ててみようじゃなーい。

@ についての説明
これはよくいわれることだから、わかりやすいだろう。「感情を理性で抑える」といういい方があるように、これは男性の性質に限定されるまでもなく、「感情と理性」に対する一般的な見解である。ここから、これまでの「感情と理性」に関する議論は男性的に語られてきたと仮定してみるのもおもしろい。

A についての説明
まさにこの点がおれの経験則である。観察する限り、そして人から聞いた限り、女性は理性が感情に先立つことがあまりないようだ。女性は、はじめに物事に対する(人間を含め)好き嫌い(「好き嫌い」は感情そのものである)が決定すると、滅多なことでは、それは揺るがない。その好き嫌いにもとづいて目的が形成され、その目的の達成のために理性は用いられる。感情という、不合理が高度に結晶化された目的を、極めて合理的に達成しようとするのである。ここでは、理性はもはや「手段」になっている。感情という主が、よく切れる刃物を振りかざす。アメリカ(ブッシュ)が自由という正義(その実体は世界一の武力)の空爆を行うのに似ている。
それに対し、男性の刀はヘナチョコである。感情に取り憑かれて暴走するか、オンリーワンの名刀ではなくカタチだけの「合理的な」量産品でその場しのぎするだけである。そこでは、感情と理性とは融合しない。
何がしたいのか明確ではない、すなわち感情による強固な裏付けがない理性は、去勢されたサルのオナニーである。

ひと昔前のフェミニズム論者がいうほど女性は縛られていないと思う(もちろん社会の仕組みにはまだまだ問題があり、なんとかならんものかなぁとは思う。また、亀甲縛りをされているひともいるだろう)。これまで出会ってきた女性たちをみていると、少なくとも人間の内面のレベルでは、ほんとうに自由だなぁ、うらやましいなぁと感じる。そんなふうに生きられたらなぁ、と思う。だから、自分にはないものをもっているという点において、妬みを感じるし、同時におれにとっての「最後の楽園」的な神秘を女性のなかにみつける。

さて、「自由」は少しだけその魅力を分けてくれるだろうか?

説明不足も多いし、いいっぱなしも悲しいので、反論、質問など求む。
j.gjentagelsen-erindring@docomo.ne.jp まで。以前・以降のコラムでもなんかあったら、ぶつけてきてください。いつでも受け付けます。
あと、おれは、あやや、石原、仲間、柴咲の順。女優としては仲間。CMのポッキーをもっと太くしてほしい。
 automobile

付録:映画『モーターサイクル・ダイアリーズ』レビュー
カストロと共にキューバ革命を成し遂げた、エルネスト・チェ・ゲバラの旅行記をもとにつくられた映画。ゲバラのことを知っていて彼の生き方に思い入れがある人、旅好きにはおもしろいと思う。前半の珍道中の描写は、飽きる人は飽きてしまうかも。全体として大きなクライマックスもなく、淡々としている(旅行記なので)のは、好き嫌いが分かれるところ。おれは事情があって(うふっ)落ち着いてみられなかったので、もういちどひとりでじっくりみてみたい。11月6日から上映される同じ監督(ウォルター・サレス)の『ビハインド・ザ・サン』にも注目。『モーターサイクル……』はまだ駅東のチネ・ラヴィータで上映しているはず。興味のある人は是非。


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