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2004/10/04(月)
イン サァアーイレェーンス(隆一)+
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先日、卒論の題目届けに担当教官のハンコが必要だったので、やむをえずいちども喋ったことのない教授のところに向かった。論文の概要、章立て、参考文献表を携え、いざ出陣。一応、論文の構想は熟考していったつもりだったのが、遠回しに「おまえの構想には背骨のダイナミズムが感じられない」といわれた。
あなや(ひさしぶりです)!「中身がない」ということではないか!しかしそんなことはどうでもよい。中身がない人間だといわれるのには慣れているカラ。むしろ、そういわれることに最近は快感すら覚えるカラ。ダイナミスタの商店街ものには期待してるカラ。なんて、プレッシャーかけたりしてみるカラ。
教授とのやりとりは1時間半ほどにも及んだのだが、7割がた沈黙。そんなにも長い時間何もいわず何をしていたと思う?ちんちん掻いてたわけではないよ。おれは、ハンコすらもらえればよく、さっさと帰りたかったのよ。いや、飯を食ってから帰りたかった。ひとりで。何やってたかっていうと、おれは沈黙を武器に壮絶な闘いをしていたのよ。
(大先生、あなたのおっしゃることはよくわかりました。すなわち、それはぼくが馬鹿だということ。たしかに、ぼくは馬鹿です。考えるアタマがないからこうして黙っているのです。ほうら、ぼくの後頭部辺りから馬鹿のアウラ(俗に、オーラ)が出てるでしょう?それはマボロシでも、「ペヤングソースヤキソバ」CMの山田クンでもないのです。先生、お気を確かに。ちゃんとしのすけ。(中略)だから、馬鹿に馬鹿といってもしょうがないでしょう?ここはひとつ、ぼくを帰らせてみてはどうでしょうか?名案!名案!えっ?論文の中身?そんなもの知りません。だってぼく、バカァアンなんですもの。ほら、ぼくのアタマのなかでウマとシカが交尾を始めたでしょう?これは非常によい兆候です。今度はよい構想が生まれるという兆候です。えっ?ウマとシカの仔はバカァアンですって?そんなこと知りません。未来など誰にも予想できないのですから。ぼくにも、貴方にも)
こののらりくらりとしたバカァアン・アウラが功を奏したのか、ようやくのことでおれは解き放たれた。
前置きが長くなった。つづきは来週。おれもいちど連続ものを書いてみたかったのよ。一大叙事詩を描くのだ!現代版『オデュッセイア』(ホメロス)を書くのだ(読んだときねえけど)!
「オートモービルだぁ!珍しいなぁ!」(パズー) 「あの人たち、海賊よ!」(シータ)
P.S. たきょおごう、GO! ごおぉぉぉぉおおおう!(10.6)
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