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2004/10/18(月)
愛せない場合は通り過ぎよ!
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楽しみにしているひと(そんなやついない)には悪いが、今週の連続モノはとりあえずお休み。気が向いたら書く。おれの普段の生活は9割ぐらい鬱状態なのだが、最近ちらほらと新しい人間との出会いなどがあり、おれの内的生活の比率が低くなっている。おれは内向度が高ければ高いほど、愉快にコラムが書けるのだが、なにかしら外的なものに気を取られているときは、たいして書けない。いまがそのときだ。
だから今回は、ふつうのことを書こう。
さっき、バイトが終わって腹が減っていたので、国技場でラーメンを食ってきたでごわす。ドス!コイ!最近はなんだかとんこつにはまっている。みそや醤油を食う気がイマイチしない。でも、今日はあっさりとしたものが食いたい。でも、とんこつが食いたい。店の名前は忘れたが、あっさり醤油とんこつを食わせる店があった。うす味なんだという。ちょうどいいじゃなーい。 「おっ。おれはちょっとラーメンにはうるさいよ」という感じで、べつにうるさくもないのだが、そんなふうな表情で店に入る。出てくるのを待っていると、近くにいたおやじがなにやら喋りだした。暇なので仲間内で談笑している店員に、彼は話しかけ始めた。
「ちょっと、キミら楽しそうに喋ってるけど、全然ダメ!うすい!こんなのは、とんこつとはいわないヨ。おまえら、ほんとうのとんこつ知ってっか?おれ、食ったんだから。昭和45年の神戸だよ。○○サンが始めたんだ。おれは食ったんだから・・・」 おれは、オモシロイ現場に居合わせた!マンモスうれP!と思った。おれは「イチャモンをつけるおやじ」をみるのが好きなのだ(バイト先でおっさんにイチャモンつけられんのはいやだ)。なにせやつらは(たいてい酔っぱらいということもあり)周りが見えていないのだ。
だって、表に「うす味」って書いてあるじゃん!プッ!それを「うすい!」だって!プー!おまえ、うす味のラーメン屋に、うすいっていったらダメだよ。そりゃ、店員が禿げてたらいってもいいけど、いっちゃダメだよ!だって、おまえそれ、ヘルス行って「なんで本番がねえんだ!」というようなもんだよ!(場合によってはあるらしいけどね。ウフフッ?)
ソープ行け!ソープ! 何度もツッコミを入れたくなったが、めんどくさくなるのはイヤだったので、HotしてGoodガマンした。
そのおやじは、「うすい!」と「昭和45年」と「神戸」と「ポーランド」をそのあと何度か繰り返し、やさしそうに「ゴチソウサマ」といって帰っていった。きっと「いいアドバイスをした」ぐらいに思っているのでごわすな、ドス!コイ!
ちなみに余談だが、おれは「うすい!」を連呼するおやじをみながら、つとむ君(cf.吉田戦車『ぷりぷり県』の主人公)が東京タワーを批判して「赤い!」といっていたのを思い出していた(知らないひとはごめんなさい)。半分くらいはそれで笑っていたのである。
ラーメンはふつうにうまかった。
はやいうちにまた鬱になって復活します。カミングスーン。 アテブレーベ。オブリガード。 (Inspired by ramen-ya-ni-ita-oyaji)
automobile P.S.自転車班のひとへ。ちかごろやっと『茄子 アンダルシアの夏』のDVDみました。何回か本当に泣きそうになった。でも、あれって競技わかんなきゃ単なる安っぽいサクセスストーリーになっちまうな。やはり、単なるマニアックな映画なのかしらん?
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