スノーボードコラム
涙なしには語れない
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2006/01/22(日) Gの悲劇
あまりにも今更ですが元日の話書いていいですか?書いてる日はもうとっくに2月ですけどあたかもその頃書いたように見せかけていいですか?

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

毎年ウチでは大晦日に父方の親戚、元日付近に母方の親戚が集まって飲むんだけど、ここ数年、母方の飲みは近所の居酒屋でやってます。元日から料理作ったり片付けたりってのが面倒だからでしょうかね。

本筋とは全然関係ないけど、ウチの兄貴というのがなかなかの逸材でして、2年前の母方の集まりで、もう社会人だってのにお年玉がもらえなかったことにマジでぶち切れて、宴会ボイコットして帰ったことがありました。彼の性格はわりとよく知ってたつもりだったけど、いくらなんでもこれにはビックリしましたね。どんだけ馬鹿なんだ、と。この日馬鹿だったやつの世界ランキングとかあったらかなり上位いけたんじゃないか。さすがに親戚一同、唖然としてました。一応本人もそのことをひきずってるのか、去年と今年はこの飲みに不参加でした。まあ、おかげで安心して飲めるんですが。っていうかなんかの間違いで彼がこの文章読んだら、オレ殺されるなあ。

そんで話を戻すと、なんかいつも決まった店に行くんですけど、そこは寿司や刺身なんかの魚がなかなかうまい店で、まあこっちも親の金だから普段頼まないようなそこそこ高いメニューも遠慮なく注文しまくります。結構日本酒の種類も豊富で、県内の有名な銘柄ならまあ大体置いてあります。んでまあ、やっぱり親の金なんで遠慮なく飲むわけですよ。魚には日本酒に限るよ、なんて知った風なことを言いつつ。

そんな感じでまあそこそこ飲んでたので家に帰ったときは結構いい感じに酔ってたんだけど、気持ち悪くなったりするほどではなかった。充分許容範囲内でした。なので普通に風呂に入ったわけです。ここまではよかったんだけど、その先がまずかった。普段仙台にいるときはシャワーばかりでバスタブにお湯を溜めて入るなんてことは全然ないので、実家に帰ると足を伸ばして風呂に入るのがひとつの楽しみみたいになっていて、つい長風呂したり。その日もわざわざ漫画雑誌を風呂に持ち込んで、湯船につかりながら熟読体勢に入ったわけです。

しばらくしてかなり暑くなり、そろそろ出るべきだというのはわかっていたのだけどキリのいいとこまで読んでからと中途半端に粘ったのが良くなかったのか、あるいはそのだいぶ前からデッドラインを越えていたのか、今となっては知る由もないのだけど、体を洗おうと湯船から出た直後に、それはそれはすさまじい吐き気に襲われまして。すんごい吐きました。風呂場で思いっきり。もう風呂から出て服着てトイレへ、という選択肢が浮かびすらしないくらいの吐き気で。一応1年以上続けた「酒で吐かない」という記録も、至極あっさりと砕け散りました。

全裸で風呂場の床に3分ほどぶっ倒れたのち、死にそうになりつつもなんとか起き上がり、己の撒き散らした吐瀉物をシャワーで排水口に無理矢理流しながら、そういえば「一年の計は元旦にあり」って言葉があったけど、1月1日からこんなことしてるようじゃロクな年になりそうもないな、と朦朧とした頭で考えました。

そして2月に正月のコラムを書いているこの現状を見るにつけ、「やっぱりね」と思った次第であります。
オタ
http://blog.livedoor.jp/measure0315/archives/50406731.html

2006/01/15(日) 愚か者達のクリスマス−完結編−
Mission12 竹谷
佐々木情報により、竹谷の家はフルキャストスタジアムの近くのSEIYU付近ということがわかったので向かう。キムケはさすが地元仙台っ子なだけあって道に詳しく、彼のナビによってすんなり到着。よしのりが電話を掛けると朝の4時近くだというのにちゃんとつながり、SEIYUまできてもらうことに。本来こっちが出向くべきなのだが、家に彼女がいたらしく、オレらに踏み込まれるのは避けたかったようだ。こんな明け方に社会人を叩き起こすなんて、それこそ公安に目を付けられてしまう。竹谷へのプレゼントのウンコ灰皿は実にリアルで今回最も酷い(いい意味で)プレゼントだと思った。

Mission13 真野
もうここからは行ったことがあるやつの家だけなので気分はだいぶ楽になったが、時間が時間なだけに眠気が襲ってくる。ラテンクリスマスを大音量で掛け、よしのりが大声で唄う、というテンション維持手法はどっちかというとオレをぐったりさせた。真野家は細い路地の奥にあるので何回行っても場所がいまいちちゃんと覚えられないのだが、なんとか到着。インターホン連打。彼はさすがに察しが良く、ドアを開けた時点でもうサンタだということはわかっていたようだった。前回いろんな家に行った中で真野家は屈指の汚さだったのだが今年は結構片付いていたので意外だった。これも今にして思えばいやらしい理由があったからなのだろうが。真野にあげたプレゼントの猫を模した木彫りのハンガーについてよしのりはやたら良さを強調していたが、オレには全くわからなかった。ここでは真野が仲間に加わった!

Mission14 学
これでサンタの総勢は5人に。去年は真野家を出た時点で9人になり、オレの4人乗りの車に全員が乗り八木山を登るという暴挙をやってのけたのだが、実際はこの位の人数がちょうどいいのかも。八木山では前を走っていたセダン型の車が雪で滑って進めなくなっていたので、サンタが降りて行って車を押してあげたらビックリするだろうなあ、面白いなあ、などと話していたら、道を譲られてしまったのでやらずじまいに。もったいないシチュエーションだった。次は当初サンタ側にいるはずのだった学。オレももらう側が良かった。学は病気なのでさすがに叩き起こすのは忍びないということで、ドアの前で写真撮影をしプレゼント(国旗の本)と櫻井達から預かったハンバーグ等を置いてくる。

Mission15 長尾
長尾は「どうせ家に居るだろう」ランキング上位だったのに留守だった。ドアの前にプレゼントを置き、家の前にとめてあった自転車を嫌がらせでひっくり返して写真撮影。

Mission16 田京
田京の住んでる辺りはどこにいっても似たような道路や家ばかりの迷路さながらな場所で、以前何度か行ったにもかかわらずかなり迷ったがどうにか辿り着く。もう朝5時くらいだったのでもしかしたらサーフィンに行ってていないかも、という危惧があったが家の前に車があったのでひと安心。ピンポン連打で叩き起こす。よしのりを見たときの田京の第一声、「やはりあなたですか」が秀逸だった。干されているサーフィンのウェットスーツが首を吊った人のようだ。雪はますます強くなっていたので家の暖房がありがたい。しばらくいると暖かさのあまりにもう出たくなくなったが、残り2人なので無理矢理気力をしぼり出し超厭々ながらも出発。ここでは田京が仲間に加わった!

Mission17 メジャー
6人になったのでジャンケンで負けた真野がトランクへ。いよいよラスト2人。細い路地を通り、若干迷いつつメジャー家へ。インターホンを連打したが部屋から反応はなく、大きなバイクもなかったので、メジャーは学校に行ったのかも、あいつたまに変な時間に学校行ってネットやってるからなあ、などと話す。あとから知ったのだが、実はこのときメジャーは家に居たのだが、インターホンの連打に腹を立て居留守を使っていたのだそうだ。まあ、ムカつくのも無理はないが。仕方ないのでプレゼントの提灯をドアノブにぶら下げて写真撮影。この提灯は今回の数々のくだらないプレゼントの中でも最高級に要らない、もらっても困るものだったと思う。

Mission18 坂下
坂下の家は八木山の中でも奥の奥にあり車で行けないのでメジャー家から歩いていく。死ぬほど寒いわ、坂が雪で滑ってこけそうになるわで大変だった。そんな思いで辿り着いたのに、坂下は無情にも留守。仕方ないのプレゼント(パスポート型の入れ物に入ったコンドームと若き日の柳沢慎吾のブロマイド)を置き写真撮影。ここでも嫌がらせに自転車をひっくり返しておく。全員で写真を撮りフィニッシュ。デジカメの記録によるとこのときの時刻6:22。

サンタを手伝ってくれたやつらを家まで送る。もう街は仕事に行く人々などで混雑し始めていた。家に帰ると8時近くで、死ぬほど眠かったので速攻で寝た。

以上が2005年度のサンタ詳細レポートです。もうホント、大変だった。これ書くのも結構大変だった。
「そんなに大変ならやらなきゃいいじゃん」
「心からそう思う」
というわけで、絶対に言うまいと決めていたあの言葉を敢えて言うことで、この文章の締めとさせていただきます。

「サンタ、苦労す」
−了−
オタ
http://blog.livedoor.jp/measure0315/archives/50379118.html

2006/01/08(日) 愚か者達のクリスマス−飛翔編−
Mission06 やまけん
なかなかいい調子で進んで、ようやく少しテンションもあがってきた。この時点で1:30くらい。オレが一番元気な時間帯だ。次はやまけんの家に行き、ついでに連絡先のわからないやつの情報なども手に入れようと目論む。家の前にバイクがなかったので少し嫌な予感がしたのだが、めげずに部屋の前まで行きピンポン連打。少し待っても出てこないのでやっぱいないのか、と諦めて帰ろうとしたそのとき、ドアが開き、ほんの30秒前まで寝てましたといった感じの寝ぼけ顔でやまけんが出てきた。思えばやまけんは去年も寝ていて、オレらに叩き起こされたんだった。チェキには「毎年毎年お疲れ様です」と書いてくれたがこっちこそ毎年毎年叩き起こしてすいません。

Misson07 鈴木
次は誰よりも睡眠を重んじる男・鈴木。翌日は平日なのでまず起きてないだろう、そしてもし寝ていたらインターホンには絶対出てこないだろう。鈴木の家は豪邸でオートロックなので、本人がマンションのドアを開けてくれないと入れず、家のドアの前で叩き起こすというわけにはいかないのだ。大方の予想どおり、何回押してもインターホンには無反応で、携帯も電源が切られている。仕方ないのでハイテクマンションならではの荷物預けシステムにプレゼントをぶち込み帰ることに。彼へのプレゼントのイチゴキャップは2600円もするという話をよしのりから聞き、あまりの高さにぶち切れる。オレは金がねーんだよ!後日、鈴木からイチゴキャップをかぶった写真が送られてきた。確かに似合ってはいたが…

Mission08 キムケ
キムケの家は台原のサイゼリヤの近くということはわかっていたのでとりあえずそこの駐車場へ。なんとかうまいこと呼び出すべく電話。
「もしもし」
「もしもしキムケ?太田です。この前スノーボードに行ったとき誰かがオレの車に忘れ物していったんだけど、キムケのじゃない?」
「その忘れ物って何ですか?」
「(やべっ、考えてなかった)ちょ、ちょっと待って、今車乗ってるんだけど、後ろからクラクション鳴らされたからもっかい掛け直すわ」
失敗。当然予想されて然るべき展開を読めておらず、自分の考えの至らなさに若干へこむ。1回失敗して相当やりにくくなったが、多分細矢の帽子がオレの車に忘れられてて、オレは明日実家に帰らなきゃいけないので預かってもらえないか、今君んちの近くにいるから持って行くわ、という信じられないほど強引な嘘を捻り出し、なんとか家の場所を聞き出し外に出てきてもらう。キムケの家は台原の大通りの横の坂の上にあり、彼はそこで待っていた。なんだか話を聞くと、あの電話がおかしいことはうすうす気付いていたっぽい。彼はサンタのことも元から知っていたらしいし。キムケも暇らしく、付いてくることに。キムケが仲間に加わった!

Mission09 かおり
この辺りから雪が降ってきた。我々は恋人でもなければ家族でもないのでホワイトクリスマスに感動する心のゆとりなど微塵も持ち合わせていない。むしろ寒いし運転しづらいしで最悪だ。かおりの家は中山にあることはわかっていたが、未生がかなり前に行ったことがあるだけで、正確な場所を知っている人間はいなかったので、とりあえず未生に「今何してる?」というメールを送ってもらう。すると「家でサンタさん待ってる」というメールが帰ってきた。まさかばれてる?と一瞬焦るも、以前もかおりにサンタをしたことはないので、彼女のハイセンスなジョークだろうという結論に。とりあえず起きてて家に居るらしいことはわかったので、「オレと未生がデートしてたら中山付近で迷った。なので道を教えてくれ」「未生とオレがこっそり会ってたことは誰にも言わないで欲しい、口止め料にいいものあげるから家の場所を教えろ」といったキムケのときを上回る、全く筋の通らない苦しい嘘を駆使し、かおり家まで電話でナビをしてもらう。中山は坂ばかりで雪によるスリップが怖かったが迷いつつもなんとか辿り着き、家の外まで出てきてもらう。プレゼント(なんかエロい形した氷作る型)を渡し写真撮影。

Mission10 佐々木
かおり家の探索という難関を越えたことで、ようやく後半戦に入った。次の佐々木の住む松風寮へ。寮の住人は前回は大友、竹谷がいて大変だったが今回は佐々木1人なのでまあ楽だ。寮生共有の郵便受けをあさり部屋を割り出す。「佐々木さーん!佐々木さーん!」と連呼しながらドアを叩くと、「はーい」と完全に寝ていた声で返事。考えてみたら翌日は平日なので、みんな寝ていて当然なのだ。金と手間を使ってみんなに迷惑を掛けて回る、というこのイベントをしみじみ疑問に思う。プレゼント進呈と写真撮影。聞けば数時間前まで竹谷がいて飲んでたらしい。なんというもったいないニアミス。最初の躓きがなければここで済ませられたかも知れなかったのに。

Mission 11 奈津子さん
この時点で奈津子さんはどうやら実家にいるらしいということがわかっていたので、家の前にプレゼントと写真を置いてくるだけだ。前年の奈津子さんのリアクションはトップクラスの素晴らしさ(ビックリしすぎて腰を抜かす→大歓迎)だったので残念といえば残念。ここではよしのりがいろいろ言葉では説明しがたい動きをしている際にプレゼントに踵落としを食らわせ破壊するというアクシデントがあった。プレゼントはパンダのおもちゃで、壊れたら使い物にならないやつなのでさぞかしがっかりするだろう、しかしこのダメさもある意味糞サンタらしさ、と強引に納得したりしたのだが、住人に盗まれたのか、あまりのゴミっぽさに管理人に捨てられたのか、奈津子さんが翌日帰宅したときにはもうそこにプレゼントはなくなっていたらしい。実に無念だ。(続く)
オタ
http://blog.livedoor.jp/measure0315/archives/50379117.html

2006/01/01(日) 愚か者達のクリスマス−死闘編−
この文章はhttp://photo.www.infoseek.co.jp/AlbumPage.asp?un=123608&key=1488910&m=0で写真を見つつ(パスワードはhabanero)、
http://briefcase.yahoo.co.jp/classical_k_xxでLatin Christmas Mixというのをダウンロードして聞きながら読むと雰囲気が出ると思います。これは前回のサンタのときにダイソーで買ったCD「ラテン・クリスマス」に収録されている曲で、よしのりがいたく気に入って今回もサンタ中ヘビーローテーションで流していた必聴の一曲です。

##
Mission01 櫻井&絵梨子
事情を知っていて、家にいるとわかっている櫻井達から始めるのはサプライズを信条とするサンタ的にはなんていうか八百長、やらせといった雰囲気がちらつくので、できれば一番初めから行くのは避けたかった。しかし開幕2連敗という非常に厳しい状況で、次も「留守」なら心が折れてしまいかねないので致し方ない。「今から行きます」と電話。何がサプライズか。しかし事情がわかっている方がいいこともある。絵梨子家に着くと、2人はケーキを用意して迎えてくれた。この日初めて味わう人間の温もり。サンタを捨て絵梨子を取った櫻井を許してあげよう、と思う。よしのりコラムには書かれていないが、櫻井にもプレゼントとしてマギー審司の手品本とキティちゃんの年賀状セットという嫌がらせ要素の非常に強いグッズを贈る。ここで逆サプライズとしてオレによしのりと櫻井から木製の青龍刀をもらう。死ぬほど要らない。写真撮影などをする。病気の学に渡してくれ、とハンバーグ、ご飯、手紙を預かる。

Mission02 佳子
絵梨子情報では佳子は家にいるらしいとのこと。ただ、チケン(佳子彼氏)がいる可能性があり、変態サンタが押しかけたらチケンに殺されるかも、ということで絵梨子と櫻井にも付いてきてもらうことに。さすがに女友達がいれば殴られたりはするまい、と。佳子家に着きピンポン押しても出てこないので絵梨子に電話を掛けてもらい、家から出てきてもらった。前々回、前回のサンタでは佳子は留守で新聞受けにプレゼントを入れて帰ってきたので、プレゼントを手渡しできたことで3年越しの頑張りがようやく報われた。チケンは家にいなかったので、写真を見せてくれといったが拒否された。

Misson03 未生
櫻井達を絵梨子家に降ろし、未生家へ。この時点で0時を回っており、さすがに未生も家に帰っているだろう、と。やつが朝帰りなどありえない、ありえるはずもない。果たして未生家には明かりが灯っていた。思わずよしのりとハイタッチ。そのくらい我々は追い詰められていたと言えなくもない。インターホンを連打するとあっさり出てきた。深夜に女の1人暮らしで、もうちょっと警戒しろよ、と思ったがこんな怪しいことするのは知り合いだけか。プレゼントを渡し写真撮影。チェキ(ミニインスタントカメラ)を2枚撮り、1枚はこっちのメッセージを書いて相手に渡し、1枚は向こうにメッセージを書いてもらいこちらがもらうというスタイルをここで確立。やはり未生は暇だったらしく、付いてくることに。未生が仲間に加わった!

Mission04 ポク(カトウさん)
ポク家は未生家の近所で、学祭のときに行って場所知っていたので簡単に着くことができた。ピザ屋という設定でインターホンを鳴らす。
「ピンポーン」
「はい」
「あの、ピザハットですが」
「え、いや、頼んでませんけど」
「そうですか、おかしいなあ、確かに注文が…ここ、工藤さんのお宅ですよね?」
「そうです」
「えーとじゃあ、間違いだったって店のほうに言わなきゃいけないんで、サインだけもらってよろしいでしょうか」
「わかりました、今出ます」
よしっ!こんな手に引っかかりやがって単純なやつめ。さあ、来やがれ。
「ガチャッ」
「メリークリスマース!!……誰!?」
出てきたのは全然知らない男性だった。すんごいビックリした。向こうもビックリしただろうけどこっちもビックリした。だって工藤さんのお宅だって言ったじゃん!こちらの事情を話し、こっちも話を聞くと男性はカトウさんという名前で、ポクのバイト仲間であること、ポクは実家に帰っていること、その間ポクの家に住んでいることなどが判明した。まあどうしようもないのでポクに渡してくれとプレゼントを託し、写真を撮ってお別れ。

Misson05 中川
ポクに中川の家を聞くつもりだったのに、予想外の珍事が発生したためそれもかなわず、途方に暮れる。かろうじて中川のメールアドレスだけは知っていたので、オレの電話番号と、急いで聞きたいことがあるのでこれを見たら電話くれ、という内容でメールを送り、連絡を待つことに。すぐに電話が掛かってきた。ポクに急ぎの用があって家に行きたいのだが場所を忘れてしまい、聞きたいので案内してくれ、とあらかじめ用意していた嘘で柏木のセブンまで来てもらうことに。他の2人は車の後部座席に隠れておき、やってきた中川にさあ車に乗ってくれ、とドアを開けたところでメリークリスマース!中川は状況をつかめていない様でポカーンとしていた。前年とかのことも全然知らなかったらしい。さすが放置され王。チェキは撮ってから画像が浮かび上がるまでは写真部分が白いのだが彼はそこにマジックでデカデカと「ありがとうございました」と書いたので笑った。(続く)
オタ
http://blog.livedoor.jp/measure0315/archives/50379115.html


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