スノーボードコラム
涙なしには語れない
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2005/09/17(土) 雑念
最近ふと思うことがある。自分の行動を反省しなくなった。
小学校のころから高校ぐらいまでは、いつも頭の中にもうひとりの自分がいて、自分の行動を批判していた。何かしらの行為や発言をすれば、かれはその奥底にある厭らしさというか醜い自分をみつけだして糾問してきた。それに対して僕は論戦を挑んでみたり、指摘を受けてひどく落ち込んだりした。小学校のころなどは、この声が一生聞こえてくるかと思うとぐったりしてしまって、聞こえなくなるようになりたいとおもった。

今の生活になって彼の声をきくことは少なくなっているように感じられる。彼の言葉はいわゆる一般常識であったり、それに反発するものであったりするが、今のぼくにとっては 前者であることが多い。

東京の生活は忙しすぎると誰かが言ってたけど、それは物理的な意味だけではなく、すべての事象に意識を動かしていてはつかれてしまうということなのだろう。 
とすれば彼の声を聞く時間さえも忙殺されてこれからますます聞こえなくなっていくのかもしれない。

それはいやだ。そうなってしまったら、もはやそれはじぶんではないのってことなんだろう。


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