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2005/07/24(日)
Experience or Memory
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なんかのアンケートで「あなたの大切なものは?」というような質問があって、「家族」や「恋人」に混じって「経験」と「思い出」という選択肢があった。そのときは「経験」も「思い出」もどっちもおんなじようなもんじゃん、内容かぶってんじゃんって思ったけど、やっぱり違うな。辞書的な意味はおいといて、オレの勝手なモノサシでこの2つを解釈すると、こんな感じ。
・「経験」は自分のしたことの中で、他人にすごいと言われるような、社会的に見て価値があること(留学、学会発表、スポーツでの実績、ボランティアなど)。履歴書に書いたり就活の面接で言えるようなこと。
・「思い出」は自分のしたこと、起こったことの中で、あくまで個人的に、楽しかった・印象に残った・ドキドキしたというようなこと(サークルでの合宿、キャンプ、サンタ、いろんな人間との会話など)。基本的に就活では役に立たない。
オレの大学時代は、時にはつらさを伴う「経験」よりは、ひたすら楽しい「思い出」を重視して、そっちに偏った生活をしてきた。成績は悪いし、研究はいい加減だし、資格試験なんか受けたこともない。おかげで就活は随分苦労させられた。訊かれるのは「経験」についてばかりだからね。人柄が重要だって言うならどんな「思い出」があるかを評価対象にいれてくれてもいいのにね。
まあそんなこんなで社会人になってから決定的な「経験」の不足によるツケが回ってくるような気がしてならないんだけど、今は別にそれはそれでいいかな、と思ってたりする。こんなに「思い出」ばっかり作ってる暇があるのは学生だけだし、他人から見てどうだろうと、自分の人生の糧になっているという意味ではちょっとやそっとの「経験」は軽く凌ぐ価値があると思うので。
1年後のオレが学生生活を後悔していませんように。 オタ http://blog.livedoor.jp/measure0315/archives/50104333.html
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