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2005/05/01(日)
かけ橋
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また遅れました(5/4)。
実家にいる。こっちにいてもあまりすることがないので自分の部屋で漫画ばかり読んでいる。部屋は約5年前に仙台に来たときと殆どかわらないままだ。今日、部屋の隅の方に見た覚えがないファイルを発見したので中を見てみた。挟まれていた結構な数のプリントは、すべて高1のときに担任が発行していた学級通信だった。最終号は139号で、夏休みや冬休みを考えれば2日に1号のペースで発行されていたことになり担任の熱意がうかがえる。その担任はそののち数学教師ながら投稿した小説が賞に入るという程の剛の者だったので、文章を書くのが好きだったのだろう。そしてそれをわざわざ取っておくくらいだからオレはオレでおそらくこの学級通信を楽しみにしていたのだ。
内容は進路から時事問題、体育祭(学級対抗と呼ばれていた)でのクラスの活躍のことなどなど幅広く、時々生徒が書いた文章も載っていた。当時のオレが書いた年度初めの自己紹介と、1年間を通じての感想を発見したので今日のコラムはそれを載せてお茶を濁そうと思う。
「私の名前はオオタカズヨシです。中学校のときは剣道をやっていました。趣味は釣りで、前に友達と一緒に渓流釣りに行ったこともあります。私は3月29日生まれで、もう少し生まれるのが遅かったら、まだ中3でした。血液型はO型です。ゲームセンターのゲームで前世を調べたら、トルコのユダヤ教神学者でした。好きな作家は椎名誠です。 秋高での生活はとても大変そうですが、部活と勉強の両立を目指して頑張りたいです。とても短いけど書くことがないので終わります。」
いくつか突っ込みどころがありますな。 ・私の名前はオオタカズヨシです。 私て。
・趣味は釣りで、前に友達と一緒に渓流釣りに行ったこともあります。 行ったこともあります、っていうレベルで趣味とか言うな。
・ゲームセンターのゲームで前世を調べたら、トルコのユダヤ教神学者でした。 こういうこと書くやつって頭悪いっぽいなあ。その情報をみんなに知らしめて一体どうしようというのか。あだ名がトルコとかになったら嫌だろう。
・好きな作家は椎名誠です。 今もです。
とりあえず少しは面白いこと書けよ、と言いたい。当時は笑いをとることとかにはあまり価値を感じてなかったのかも。
「4月に部活に入ってからほとんど休みもなく勉強もしてこなかったので、あまり充実した一年ではなかったと言えるのではないだろうか。剣道部に入ったことが高校生活第一歩でつまずいたことの直接の原因だと思うが、嘆いていてもしょうがないので2年では頑張りたい。 2年での目標は『予習・復習をしっかりすること』だ。なんだか小・中学生みたいな目標だが、これをしない限り学力の向上はあり得ないし、中学校の頃から失敗してきたことだから、これをしっかり守りたい。 クラスの人たちとはあまり仲良くなることはできなかったし、クラスのために何か貢献することもほとんどなかったが、近くの席になった人々は話してくれたりして、どうもありがとうございました。 安田先生はよい先生だった。何かよいところを今すぐあげてみろといわれても困るのだけれど、小・中といろんな担任に出会ってきた中で最良だったと思う。先生、どうもありがとうございました。 時のたつのは早いもので高校生活も三分の一が終わってしまった。やっと慣れてきた環境が変わるのは少し哀しいが、新しいところでもそれなりにやっていきたい。また何名かのこのクラスの人は2年で同じクラスになると思うが、そのときはよろしくお願いします。 なんかありきたりの作文になってしまったが、最後に皆さんい一年間ありがとう。そして、さようなら。」
・4月に部活に入ってから 〜 と言えるのではないだろうか。 言えるのではないだろうか、っていわれてもそんなことお前以外に知るわけないだろう。
・剣道部に入ったことが高校生活第一歩でつまずいたことの直接の原因だと思うが 高校生活全般でつまずいた直接の原因になりました。
2年での目標は「予習・復習をしっかりすること」だ 〜 これをしっかり守りたい。 守りませんでした。
・クラスの人たちとはあまり仲良くなることはできなかったし、クラスのために何か貢献することもほとんどなかったが、 むしろこの年がクラスにおける仲良し度、貢献度ともに最大値でしたね。2、3年のときはもっとひどかった。
・安田先生は 〜 どうもありがとうございました。 確かにとてもいい先生だったがここまで言うと媚びてる気がする。しかもそこまで言うならいいとこ挙げろよ、と言いたい。
・時のたつのは早いもので高校生活も三分の一が終わってしまった。 時のたつのは本当に早いもので大学生活も六分の五が終わってしまった。
・やっと慣れてきた環境が変わるのは少し哀しいが、新しいところでもそれなりにやっていきたい。 この一文はちょっといいなと思う。
・なんかありきたりの作文になってしまったが、 自分の文章への評価が低いのは昔からみたいだ。まあ正当な評価とも言える。
高校時代に書いた文章なんて多分これくらいだ。少なくとも今も残っているのは。自分の文体はあまり変わっていないように思う。その他の人のも読んだが勉強や進学について触れているのが多いのは高校生らしい。同じクラスだった大友の文章もありこちらはオレのと違いなかなか面白かった。勝手に載せようかと思ったがやめた。もし読みたければウチの実家に遊びに来るといいと思う。 オタ
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