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2005/10/23(日)
Grow up, my son.
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自分の子どもが生まれたらどういう風に育てるか、ということをごく稀に考えたりすることがあるわけだ。このオレでさえ考えるんだから普通の人はもっと頻繁に考えているのかもしれない。あるいは考えていないのかもしれない。でもそんなことはオレにとってはどうでもいいことだ。だってお前はオレと結婚する気なんかないんだろ?気持ちばっかり弄びやがって!
まあそんなこんなで子どもをどういう風に育てるかっつー話なんだけど、これはもうオレ的にはできることはひとつしかない。「自分の幼少時代に考えていたことを子どもにも重ね合わせて適用する」ということ。自分が何歳くらいの頃には何に興味があって、どんなことを考えて、どんなものが厭だったか。
例えばオレは今でこそ少女漫画を愛読するくらいファンタジックな人間であるが、子どもの頃はファンシーなキャラクター物(サンリオとかそっち系)が嫌いで上履き袋の熊のアップリケとかは極力他人に見えないように自分側に向けて歩いたりしてた。なので、自分の子どもには基本的にはキャラ物とかは買い与えない。文房具とかは無印とかのやつを使わせる。渋い好みの少年を作り上げたい。
中学くらいの頃はウチの親は門限とか友達の家に泊まったりするのに対して異様に厳しくて、それが心底厭だった。祭りの日でも夜9時を過ぎて帰ると怒られたし、友達の家に遊びに行ってその日のノリで「泊まっていきなよ」と言われたって、電話でいいかどうか訊くと100%「ダメ!帰って来なさい!」と言われる。なので、自分の子どもにはそういうのには寛容にする。この門限とかの縛りのせいで作りそこなった思い出がいくつもある気がする。
まあこの辺は完全に自分の経験をもとにしているので女の子には適用できませんな。
あとはアレ、大事なやつ。「サンタはいない」って最初から教えておくこと。これはウチはそうだった。幼稚園児のオレをおもちゃ屋に連れて行き、「どれがいい?」と訊き、眼前でお会計。そんな親に育てられたカズヨシ少年は、サンタクロースの存在を信じていたことが1秒たりともないわけだ。クリスマスは親がプレゼントを買ってくれる日。それで十分だ。
そういえばいつぞや行った合コンで「子どもにサンタを信じさせるのは是か非か」みたいな話になったことがあった。確かその合コンはクリスマスイブイブに開催されたやつで、今思うとそんな時期にすげえなあって感じだけど、まあ時節柄もあってそういう会話になったんだろうね。そこでオレは浅ましくも「あわよくば明日遊ぶ相手を」的なことを考えていたわけ。
ところがオレの「サンタを信じさせるのはよくない」という主張は女性陣から大批判をくらった。夢がないだとか、ひねくれた子どもに育つだとか酷い言われようだった。さすがにオレも少しムキになって、「だってサンタはいないじゃん」「存在しないものを信じさせる、それは子どもを騙してるってことじゃない」「あなたがたは自分の子どもに嘘を教えるのですか?」「嘘を教えておいて、それを誠意誠意と言っている。誠意って、一体何かね?」ってなことをまくしたてたら、さすがに女性陣もそれ以上は反論できなかったようだ。勝った。
まあそのせいで当然の如く翌日の遊び相手は見つからず、合コンとしては惨敗だったわけだが。 オタ http://blog.livedoor.jp/measure0315/archives/50281541.html
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