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2004/06/30(水)
呪縛(後編)
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すぐさま病院に向かってもらった。病院は知り合いに紹介してもらった向山の整形外科に決めた。あらかじめ連絡しておいたのですぐにレントゲンを撮ってもらうことができた。レントゲン技師からも『これはやばいかもよ』と言われた。しかしもう覚悟は決めていた。すぐさま診察が始まった。レントゲン写真をじっと見つめる先生。そして、固唾を呑みながら待つおれ。先生はしばらく何も言わなかった。そんなにやばいのか・・・。 そのあと先生が発した言葉は、あんなに覚悟を決めていたおれですら動揺を隠しきれなかった。
『はい、診察終了です。湿布出しときますね。』 『えっ?』 『安静にしていれば大丈夫です。』 これだけ。手術もギブスも松葉杖もさらには包帯すらなし。僕の夏はまだ終わってなかった。(というかまだ始まってすらいなかったのかも。) 神様ありがとう。それよりも・・・ 真野君ありがとう。
おれは、不幸が続く原因を模索してみたのだった。さっきの三つの事故に全て関係している人物が一人いた。真野君だ。 1の事故では、警察と救急車が来た時に偶然事故現場を真野君が通った。2の事故では、真野君は僕のすぐ前を走っていた。3の事故では、その日は久々に真野君と滑りに行った日だった。 もし今日君が来ていたらおれはとんでもないことになっていたかもしれない。本当にありがとう。そしてこれからもよろしく。
というわけで、これから飲みに参加してこようと思います。 迷惑をかけてしまった皆さん、本当にすいませんでした。
κεη
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