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2004/06/28(月)
Dorosophila
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田京のハエの話で思い出したんだけど、俺の高校では生物の授業にキイロショウジョウバエの実験をします。キイロショウジョウバエってのは一般のハエとは違って体長2ミリくらいで、恐ろしい速さで繁殖していくハエです。高校生にしてはかなり本格的で二ヶ月間ぐらいにおよび何十枚ものレポートを書くからなんか高校の名物みたいになってました。
試験管で雄と雌を何匹かずつ飼いながら交尾させて生まれてきた子供達をまた交尾させて・・・みたいな感じでハエの特徴がどんな感じで遺伝してくかを調べる実験だったと思う。 ハエを顕微鏡で観察するときとか試験管を移し変えるときはエーテルで麻酔かけるんだけどその加減が難しい。かけすぎると二度と目を覚まさなかったり(ご臨終です)、足りないと顕微鏡で見てるときに眠りから覚め逃げ出す奴もいる(うわぁーっ、逃げたーー、キャーキャー)。
こいつらは卵から成虫になるのが一週間くらいしかなくて、しかも成虫になると即セックスします。どんどん増えてきます。だから毎日のように観察しなきゃいけないんだけど、怠惰な俺にそんな事出来る訳はなく、忘れた頃に見に行くともう大変です。試験管がハエだらけ。 ハエ地獄。 ハエ天国? それでも大量のエーテルをぶっかけて調べます。まー麻酔と銘打った大量殺戮ですけど。眠っている(多分二度と起きない)ハエたちを観察すると,生まれてこないはずの種族がまぎれてます。あれ?
考えられる原因は一つしかない。あー、こいつらやっちゃってる。このコミュニティーでは親子とか兄弟とか関係ない。雄か雌か。それだけ。多分おじいちゃんと娘とかお父さんとおばさんとかでやっちゃってる。フリーセックスパラダイス。救いようのない馬鹿。殺されてしかるべきクズ野郎。レポートかけねーじゃん。どーしてくれんだよ!自分が悪いのにハエにきれる。
結果俺のレポートには大量の「突然変異」の文字が並びました。
赤点でした。
まあどーでもいーんですけどキイロショウジョウバエの精子はとても長く、体長と同じ2ミリあるそうです。 体長と同じ長さの精子って!鈴木だったらどーすんだよ! ぶ
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