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2004/05/10(月)
みんなハゲ
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昨日家庭教師で数学的帰納法を教えてたんだけど、なかなか理解してくれないのでなにかわかりやすい例はないか考えてみた。
人間(髪の毛の本数n)は皆、ハゲである・・・@ を数学的帰納法で証明することにする。 (nは自然数)ちなみにn=0のときについては議論の余地はない。 n=1のとき 髪の毛1本の人間は明らかにハゲなので、@は成り立つ。 n=k(k>=1)のとき@が成り立つと仮定する。 つまり髪の毛がk本の人間はハゲであると仮定すると n=k+1のとき ハゲの人間の髪の毛がたった1本増えても、ハゲに変わりはないので髪の毛k+1本の人間もハゲである。よってk+1のときも@は成り立つ。 以上より、@はすべての自然数nについて成り立つ。 証明終了!
ハゲでいじめられてる人がいたらこれを説明して「君たちもみんなはげなのだよ!」と言ってやれ。「なるほどー、俺たちもハゲだったんだー、ごめんよ」などと納得してくれるわけはなく、確実にさらにいじめられてしまうだろう。っつーかいじめられてしまえ! しかしこの証明の穴はどこにあるのだろう?うーん、わからない。気付けばむしろ余計わかりにくくなってる。汚れなき純粋な女子高生相手にこんな説明できるわけもなく、俺と女子高生は悩み続けるのであった。 ぶ
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