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2004/09/09(木)
函館への道3
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9月9日(金)0時過ぎ
札幌の自宅を出た。。 外は昼間の天気が良かったためか、それほど冷え込んではいなかったが 気合いと汗取りのために頭にタオル、喉を冷やさない為に、喉にタオルを巻いて、「うっしゃー」っと気合を入れて自転車をこぎ始めた。
まずは札幌ー函館を結ぶ国道5号線にでる必要があったので 広めの道路を選び、まず5号線に向かって走った。。
5号線に向かって走り始めて、夜間の道路のトラックの多さに気づく。。自分が住んでいるのが少し田舎だったためか 街灯の数は少なく、できるだけ速く走るために、歩道ではなく車道の脇 を通るんだけど、そこへ後ろから、夜間の運搬トラックが猛スピードで駆け抜けていくんです。。。ザ・恐怖(゜д゜)!! 必死に光のヨワーイ漕ぎライトでアピールしましたよ。 ココにいるよ−っ!!って
このトラックという大型運搬自動車の恐怖はこの先、どんどんレベルを上げていくんだけれども、まあ、その話しはもうチョイ先。
んで、まぁトラックの恐怖に耐えつつ 札幌の自宅を出発して2、3時間たった頃だったか 第一の難関。。 ★「5号線・札幌ー小樽間」★ ここの入り口付近までは平坦な道が多かったんだけど 初めてのキッツイ坂。。グフ 少し登り始めたアタリで、オナカが減った感とエネルギー切れを感じて バス停の中でウィーダインゼリーとチョコのお菓子をむさぼり食べて エネルギーチャージ(´∀`)
そこのバス停、珍しい事にライトとゴミ箱がついてて 信じられないぐらいの虫の多さと、最近みた中では最大級の蛾がパタパタしてまして。んー、最悪って感じ☆
食い終わって、また気合いが入ると、ナガーイ坂を漕ぎつづけた。 まぁ。とにかく漕ぎつづけただけで特に事件もなく 必死にこぎ続けること、4時間ぐらい小樽に到着☆ 「以外に近いもんだな。こりゃいつでも来れるわー」 なんて思ってた。
んー、夜の小樽。札幌の町、特に街中って 基本的に街が眠らない気がするんだけど、ココ小樽の港町は しっかりお休みのようです。 まあ、朝方ってのもあるだろうけど、また一味違う街の香り を感じる間もなく。小樽を通過。
街中のクセに坂がやたら多かったんで、 自転車旅行中の自分にとっては、ホンノリ怒りさえ覚える町 小樽。。小樽商大の皆さんお疲れ様です★
小樽を出て5号線を通り ルンルン気分で余市に向かう途中の坂道。。 久しぶりのかなり長い下りの坂道で調子に乗って加速しました。 でも、それが、、間違いだったんです。。 スピードを上げて、坂を下っていると後ろのタイヤがパシューンっと。 その後、後ろのタイヤがカタカタのなり始めました。 「ま、まさぁかぁーーーー!!!」 出発して約5時間。。 イキナリのパンク(゜д゜)。 まあ、覚悟はしていたけどまさかこの早い段階で、 パンクの試練に出くわすとわ。 神様ヒドイよ(((;;゜д゜)))ガクガクブルブル 実際、かなりの精神的ダメージで、ちょっとの間、現実逃避してました。あははは、捕まえてごらんなさ〜い。。あはははは・・・
まあまあそれでも、オチツイテと 自分を落ち着かせて、冷静になって考えてみた。
一応、パンク修理の道具は持ってきたのだが 他にバケツと水と空気入れが必要だった。 パンクになった時はそれらは、どこかの家から借りるか、 買うつもりだった。
でも、 条件その1:現在の時刻5時→買うのも借りるのも無理 条件その2:小樽と余市の真ん中→すすまにゃ
こりゃ、歩くしかないべ!! って事で、小樽と余市の真ん中から余市まで 歩いて押していく事にしました。 いままでの経験上、パンクしたチャリにいつまでも乗っていると ゴムがボロボロになってしまうので、下り坂でも押して歩き、 足が歩き疲れても、乗らずに歩きつづけなきゃダメでした。。
唯一、救いだったのが パンクした後すぐに、海岸沿いにでたことだった。 時間は5時過ぎ。。 そう、朝日の時間☆ 最近、朝日にやたら感銘を受けてた自分にとって海岸から見える朝日は最高!! しかも、自転車を押していたので ゆっくり眺める事ができ、時々立ち止まっては 朝日を眺め、海を眺めて、ため息をついた。 やっぱ、この旅正解!!って思った。 もしかしたら、パンクもコレをゆっくりみせるためじゃない?? これから先もオモロイ事があるんじゃない?? なんて考えたらかなり気が楽になった☆
でも、今になって考えたら残り200キロ以上の地点。。 余裕があったからこそ出来たコトだなーなんて振り返ってます。
自転車を押してある事、何キロか分かんないけど 10キロ以上だったと思う。 やっとこさ、余市の町に到着。 ついたのは、まだ早朝。 歩きつかれて もうドラクエで仲間の棺おけ引いて街を目指して 神父様ヘルプ、自転車屋さんヘルプ状態でした。 とりあえず、電話BOXで市内の自転車屋さんを検索。 いくつか、まわってみたものの早朝だったためか どこも開いていなく、三軒目で やっと開いている自転車屋さんを発見!!
トリアエズ、パンクを直してもらいました。 さすが、プロ!!手際がよく、オイラたちとは一味違うなおしっぷりでした。
いま、よく考えると、昼間で街中を通ったのは この余市が最初で最後だったキガスル。 観光するには最悪だったかもしれないけど 旅目的のオイラにとっては 無計画の割に危険地帯は昼間に通れてすごい幸運だった。。
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