日本文学科
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2004/09/24(金) 懸賞論文をアレンジしただけB   ゆたか
めんどくさいので、これはほぼ原文ママで記載します。
要は携帯メールのせいでどんどん若者言葉が若者言葉として、昔よりはるかに早く広がっていってしまう、ってことです。
(あ、これ以上書くことないじゃん…)

〔若者言葉伝播の背景〕 
―携帯電話・メールによる伝播性―
 近年ではますますこういった若者言葉が氾濫し、その中ではいつごろから広く使われるようになったのか、はっきりしないものが多い。若者達が日常使っていく中で自然に広まったと考えられるものもある。それだけでなく、ある新しい言葉の発生から衰退に至るまで、その移り変わり、盛衰も早いものになってきていると感じられる。
その原因を生み出しているものが何であるのか考えてみたとき、今の若者の最も身近にあるもの、携帯電話、特に電子メールの利用が与える言葉への影響が少なからずあると考えた。
携帯電話のメールでは、まず身近な友人にあてて送る内容がほとんどになる。そうした相手に対し、大抵の若者は、口語的な形体の文章を作成する。敬語などはほとんど使わず、絵文字や顔文字なども使いながら、
しかし、携帯電話のメール文章は、あまり長い文章は、打つ(作成する)方も大変である。一方で読む側も「あまり長いと読む気がしない」「パケット代がかかる」などと敬遠する場合が少なくない。従って、一回あたりのメール文章は短いものとなる。そこで考えられるのは、文章の内容そのものを削ることもさることながら、文体そのものを短く、簡略にしてしまうという考え方である。
これまで述べてきた簡略化傾向は、若者が身近に使っている電子メールを媒介にしてより強くなっているのではないだろうか。
また、こうしたメールで文字を作成し、読むことを日常的に行っていることそのものが、「若者言葉」をより早く伝播させる効果があると考えられる。それは、耳で聞くのではなく、文字にして「読む」ことにより強まる言葉そのものの印象である。若者言葉は「話しことば」が主体であるが、メールの文章のように、文字になった状態で覚えた言葉は、耳から入った言葉よりも強く意識に働きかけ、その言い方を広めてしまう可能性が強い。
 こうして、メールによる、簡略語、新しい造語などの言い方は、十年前よりはるかに早いスピードで広まっていくのではないかと考える。


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