日本文学科
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2003/11/18(火) 男の価値観、女の価値観  aiko
【男の価値観、女の価値観】
生きていく上で、男が自分自身にもつ誇りは常に高く、女が男に対する評価は常に低い
バブルが肥大していたころは女が主張する結婚の条件に「三高」というものがあった
「亭主元気で留守がいい」という巷の戯言があり、「三食昼寝付き永久就職」という古い言葉もある。いずれも夫がサラリーマンとして家庭の外で働いて、妻はその稼ぎで喰っている夫婦の場合である
 
その場合には妻は夫の価値観を、無論大切な飯の種だから気持ちの上では「頑張ってね、パパ」くらいはいうし、また「大事な人ですわ。愛してますもの。」とシレッとして言うかもしれない。でも、経済的な面から妻は夫の価値観をどのくらいに考えているものなのであろうか。
 

最近は経済環境が厳しく、リストラで職を失うことが当たり前にはなったが、男は基本的に自分の現在の職業をゆえなく失うとは考えない
 
現時点で、年間の収入が1千万円、家屋敷等の保有資産が1億円の男がいるとしよう。利率が、昨今の低利のもとで仮に1%とすれば、1千万円の利息を得る原資は10億円である。
そうすると、男が算定する自分自身の経済的価値は、ずっと働ける、場合によっては昇給もすると考えるから1千万円を生むに足る10億円の保有資産を加えて少なくとも11億円となる。

ちなみに、以前の利率が高かったころ、仮に4%であったとすれば同額の利息を得る原資は2.5億円となる。利息が下がれば、働く男の価値は急速に上昇するのである


次に、収入が1千万円としても現実には税金などの公的負担があり、スーツや飲み代などのサラリーマンとしての必要経費があり、また妻を養い子供を育てる生活費の支出があり、家屋敷のローンの支払いがあるから、貯蓄できる余剰はいいとこ百万円となってしまう
百万円の利息を生む原資は利率1%で1億円である


女にとっては、男の飲み代などは無駄金だし、さらに自分達家族が喰ってしまった生活費など念頭になく、どれだけ残るかが切実な問題なのだ。「節約してもっと貯金をしましょう。」などともちかけるのは絶対妻の側からだ


そうすると、妻が算定する男の経済的価値は、毎年百万円の貯金ができるという現在の生活水準を維持することに1億円、保有資産が1億円で計2億円となる。だから、せいぜい女がかける男の生命保険金額は最高1億円である


この場合でも男の誇りと女の思惑には5.5倍の開きがある。逆に言えば女の男に対しての評価額は男の考える18%しかない現実的には、平均的なサラリーマンの年収と保有資産の額金額はもっと少ないから、(読者の皆さんゴメンナサイ、僕文学部に在籍しておりまして、専門が文学のため、経済学についてはおおざっぱな計算しかできず、百万だの、1千万だの、1億だのといった数字がでてくるんです;笑)上記の設定の何倍かの開きになっているのが実際であろう


ましてや、ほとんど貯金ができず、なんの財産もなく食べるに精一杯の場合は、女にとっては男の経済的価値はゼロに等しい
きっと、その場合の男の価値は、100%の肉体的価値か、はかない夢の値段であろう

こんな場合でも、その男が何とか家族を養う程度の収入を得ているかぎり、男の側が自ら算定する自分の経済的価値はそれなりの額に算出されるから、男の誇りと女の思惑には無限大の開きが発生してしまう。


悪妻として高名をはせているソクラテスの妻は高名な夫に対して常々、「訳のわからん能書きをこいていないで金を稼いでおいで。」と言っていたという。「結婚は人生の墓場である」という言葉もある



男が自分自身にもつ誇りは常に高く、女の男に対する評価は常に低い。そのことを男はしっかり認識して生きていかねばならない。

【綾子】
男と女の価値の金額算定法をそう考える人もいるのね。
女は生活に密着した考え方というわけかしら?
でも、男がそう考えてるというのは無理があるような・・。


 


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