にっきなんですよ
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2011/03/23(水)
いわき市の知人からのメール2
いわき市の知人からのメール1」を先に読んで頂けると幸いです。
以下メールより転載
「○○テレビは、観光地である湯本駅前を『いわきの中心地』と紹介して下さったようです。
商業施設もないところに人が集まるはずもなく、それで駅前はゴーストタウンとやってくれました。
湯本地区をどうこう言う気はありませんが、いわきの中心は市役所、合同庁舎、乗り継ぎ駅、多くの商業施設が集まった平(いわき駅周辺)です。
湯本にも商業施設が集まった区域がありますが、駅からはかなり離れた場所になります。正直湯本駅前は、通学の学生がほとんどで、今の時期は地震がなかったとしてもあまり人がいないんです。
他局では、内郷地区の二十三戸中残っているのは七戸で、移動手段のないお年寄りばかりと言っていましたが、内郷はかなり人口が多い地区で、県立いわき共立病院や福島労災病院等いわきの医療施設が集中している地区です。二十三戸って、内郷の中のどこの地区だよって話ですね
みんないわきを逃げ出した。
放射線は危ない、怖い。
それを煽るには最高の絵面でしょうね。
原発から三十キロの屋内退避圏にいわきも入っていますが、市の最北部がわずかにかする程度で、平が五十キロほど、湯本や小名浜は五十キロ以上離れています。
もちろん、かなりの方々がいわきを出ているのですが、多くの方々がいわきに残っています。避難した方々の安全を優先する姿勢を非難するつもりなど、私には毛頭ありません。それぞれが考え抜いた上での最善ですし、非難した方々は仕事を失うリスクを考慮しての行動です。
一部テレビの偏った報道は、避難した方々に負い目を負わせ、残った方々の心を踏みにじる行為です。原発が落ち着いて避難した方々が戻ってきたとき、残った方々との間に軋轢が生じるのではないかと今から心配です。
明日は娘の小学校の卒業式だったのですが、中止です。
強行しても、避難している子供たちは出られません。そんなことをしてしまえば、子供たちの間にも亀裂ができてしまいます。
テレビ局はそういったことを理解できていないのでしょう。
悲惨さや危険性を煽るだけでなく、冷静な報道を望みます。」
以上です。
報道が入ることで、かえって情報が混乱する、間違った方向にベクトルがいく。
事実を事実のまま報道できないのなら、いっそ撤退して欲しい。
正確な情報を提供できないのなら、そんな番組はいらない。
この非常事態さえ視聴率の材料にするなんて、人としてどうかしてる。
レポーターは「雇われて・やらされている」はずなので、指示しているのは上の人間。
本来なら自分はマスコミ寄りの人間になるのだけど・・・
「マスゴミ」と言われてもこれじゃ言い返せないよ・・・
2011/03/22(火)
いわき市の知人からのメール1
東日本大地震から十日ちょっと。
震災以来、情報を少しでも掴もうとPCに張り付いている日々です。twitterもmixiもほぼログイン状態を保っています。
おかげさまで12日にはいわき市の知人が、その数日後には松島の知人の無事が確認できました。
良い時代になったものです。
さて、情報が容易に入手できる時代になったとしても・・・その情報が確かなものなのか、出所はどこなのか、しっかり確かめないと、とんでもないデマに振り回されることになりかねません。
事実、twitterでもたくさんのデマがRTされてましたし、チェーンメールも広がりました。
しかもテレビやネットだけでは私が本当に欲しい情報に辿り着かないため、電気が復旧するのを待って12日以来遠慮していた携帯へのEメールで、今なにを必要としているのか、いわき市はどんな状況なのか、直接尋ねてみたのです。
以下、彼からのメールを全文掲載いたします。
「こんにちは。
ここ数日、被災所のトイレ用に汲んだバケツの水が凍りました。なんですか、この嫌がらせのような天候は。
こちらは一昨日の夜に、被災所から自宅に戻りました。
被災所のトイレが屋外に出なければならず、大人は気にもしないのですが、少しでも子供たちの被曝を避けるためで、日中必死に水汲みをしていました。
が、偶然というか狙い澄ましたというか、自宅に戻ったときには水道が開通。
ラ イ フ ラ イ ン 完 全 復 活 です。
まだ水圧が戻らず、湯船にお湯を溜めるそばから冷めてしまうので、シャワーだけだったんですが、一週間振りに身体と髪を洗うことができました。さっぱりした♪
もっとも、家の辺りは幸運な方で、まだガスも電気も水道も復旧していない地域も、市内には多くあります。家と道路一本挟んだ海側は、家を流されてしまった方もいらっしゃいますし。
みなさまのおかげで救援物資が足りないということもなく、飲料水も充分支給されました。さすがに日持ちを考えてか、菓子パンがほとんどで体中甘くなってしまった気がします。
まだ充分な救援物資が届いていない、南相馬以北の皆様に申し訳ないくらいでした。
いわきは、復興に向けて動き出しています。
先日○○テレビが湯本駅前の人が少ない時間帯を狙ってロケを行い、ゴーストタウンなどとほざきやがったのですが、普通に人は残っています。放射線被害を恐れてみんな逃げ出したと世論をリードしたいのでしょうが、みんな落ち着いています。
人がいないなら救援物資やガソリンはいらない、となってしまったらどうしてくれるつもりなんでしょうか、腐れ○○テレビは。
やっと放射線の風評被害が収まり、ガソリンが入れられるようになったのを、また逆戻りさせたいのでしょうか。もっとも、さらに救援が必要な地域を優先させるというのであれば、我々は全く問題視はしないのですが。
先ほど買い物にも行ってきました。
米もトイレットペーパーも不足しているわけでもなく、買い占めに走る者も見えず、みんな冷静です。残り少ない商品は、お年寄りや小さいお子さん連れに譲ったり、自然にボランティア活動したりと、地域が一丸となっている雰囲気です。
いわきは、なんとかなりそうです。
家も、ほぼ日常を取り戻し始めました。
もしよろしければ、さらに北の地域にご支援ご協力をいただければ幸いです。
私たちも、まだ被災所に残った方々のお手伝いをします。」
一通目、以上。
このメールを公開するにあたり、局名を出してしまおうかどうしようか悩んだのですが、私の立場を心配してくれる人たちがいらっしゃいますので、今は伏せておこうと判断しました。
とにかく!被災地の方々を追い込むような真似は絶対に許せません。
事実を曲げてまで、報道のネタ値を上げたいのでしょうか?
ここに飛んで来られた方、どうか偽りの情報に惑わされないようにお願いいたします。
先ほど、知人から2通目のメールが届きましたので、後ほどアップしたいと思います。
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