asa. Diary
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2009/07/01(水) 夕陽と本と
・物事をじっくり見たいと願ったそばからとてつもなく速いこのスピードは、乗っているのが精いっぱいなのではないかと私を不安にさせる。

先日紅い夕陽をみてふと思った。

夕陽が美しいからと、部屋に置いてあるカメラを急いで持ち出して、カメラを持って外に出たその時には、夕陽は色を変えてしまっている。

じっくりとこの目で見て置けばよかったと後悔する。


 誰かが、写真家は最も美しい瞬間をリアルタイムで見ることができない不幸な人種だと言っていた。

ファインダーをのぞいて被写体の最も美しい時にシャッターを押す。

その瞬間ミラーが上がり、ブラックアウトし、写真が生まれる。

確かに、この時写真家は、目の前の最も美しい瞬間を現実的には見てはいない。しかし、じっと構えて予測した想像の中にその瞬間は確かに存在する。

このことを考えると、写真家は未来予知が出来るのだといっても過言ではなさそうだ。



・美しいものをイメージでき、人と共有できることは、人間の生存の為のスキルなのではないかと、最近強く実感する。

これは、日々鍛えねばならぬべきものだろう。



・最近買った本を少し。

「うつむく青年」と「夜中に台所で僕はきみに話しかけたかった」は谷川俊太郎の詩集。

とても大きなものをうたっているのかと思ったら、身近な場所に帰ってくる。平和と十円玉。とても美しい。


「Snow White」はゲルハルトリヒターの画集。

この人の余白は、等伯の余白に似ていると思う。


・写真は木曜日に搬入する作品。なんとか間に合った。


・さ、寝よ


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