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2009/02/23(月)
『第四回美術館賞教育フォーラム』感想
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・2/21(土)、22(日)に文部科学省第一講堂で行われた『第四回美術館賞教育フォーラム』に参加しました。
手元にある参加者名簿には324の名前がある。
主催者の上野先生(高知大)の開会の挨拶の中には、
―何かが起こり始めている
この取り組みは単に「鑑賞」だけを問題としているのではない。「鑑賞」から「表現」を見つめなおすことで美術教育を更新したい
という言葉があった。
発表は、幼児の鑑賞、美術館と学校現場との連携事例、中学校で行われている美術教育、国立美術館の研修と教材について、アメリカの事例からの鑑賞教育カリキュラム、鑑賞教育のための美術館がおこなう企画展について、対話による美術鑑賞による子どもの学びについて、日本の美術教育についての提言、対話型鑑賞のスペシャルギャラリートーク
と両日共に盛りだくさんな内容だった。
プロフィールにも書いているように、新しい「指導要領」では中学校において、実技科目(美術科、技術科、家庭科)の選択時間が無くなり、美術科においては、授業時間数も現状の週一時間(50分)のままです。
美術科の教員はいらなくなり、非常勤(一人で数校を掛け持つ)でまかなえる様になりました。それに伴い、じっくり授業がしにくくなり、ますます美術科が追いやられてしまう現状の中で、熱く魅力的な実践の発表には勇気をもらいました。
「何かが動き始めている」
という冒頭の言葉には、このフォーラムに参加した人の起こす次のアクションをも含んでいると思いました。
動くしかない!
それ以外に現状を突破することは出来ないのだから
追伸:
今回のフォーラムでひとつ「動く」機会をいただくことが出来ました。 これについてはまた後日ご紹介させていただきます。
さあ、はじめようか!
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