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2009/01/16(金)
不安についての考察
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何かをするときに付きまとう不安。
不安をうまくプラスの方向へ持っていけば事は大抵うまくいく。
それにはどうしたらいいか。
自分が思いつくだけの不安要素をすべて解決すればいい。
するとその事を迎えるのが急に楽しみになってくる。
そうなれば自分のイメージしたもの以上の事が起きる。
今日、病み上がり(病み中?)で職場復帰。
さすがに二日連続は休めない。
昨日休んだので今日の授業の準備など十分に行えておらず、不安だらけ。
配布する資料、題材の準備、進行プラン、どれも未完成。
そういう日の朝ほど憂鬱な時間は無い。
そんな時は、まず「決める!」やりぬくと決める。
幸い二時間続きの空きコマ(一時間は自習監督が入る)があったのでそこで進行をイメージし、配布資料、題材を準備した。
幸い授業20分前になって完成した。
すると欲が出てくる、もっとこうしたい!
もっとこうなればおもしろいのではないか…。
そして20分をかけて修正する。
気が付くと、もうその時には不安は全て楽しみに変わっている。
授業本番は、私自身も楽しく、生徒の自己評価にも次の授業へ向けたコメントが多く見られた。
反省するべきは十分に準備をしておければ、二時間の空きコマを使って20分では出来なかった準備が出来たはずだということ。
さらに精進しなくてはと思う。
自分が中学生だった頃、どうしてうまく出来る人と(自分を含め)うまく出来ない人がいるのだろうかとよく考えていた。
今関わっている中学生からも同じような質問を数多く受ける。
でも、それは大抵自分が動いてないことが原因でできていない。 マイナスの要素をプラスにする際、待ちに入る人がいる。
自分の周りが自分に対してうまく働きかけてくれて何とかしてくれるのをひたすら待つ。
けれど待っている人間に対して何かを与えてくれるのはよほどのことが無い限り起こらない。
自分で動くしか自分の環境や状況を変えることは出来ないし、誰かが助けをくれるのは、自分の経験では動いている時にしかない。
こうして考えてみると、待ちに入っている人には、歯車が絡み合うように次から次へと突破するべき課題が見え、障害を突破していく人がとても特別に感じられる。
受験期を迎えた彼らには少し厳しいメッセージかもしれないが、自分の不安は自分の課題、それをプラスに変えられるように動いてほしい。
美術科は直接受験には関係ないのかもしれない、しかし、制作を進めるうちに生じてくる様々な課題とその解決のプロセスは生きていくために必要な大切な能力だ。
熱くなってしまったのはまだ熱が残っているから。
自分も彼らをみてまたエネルギーが湧いてくる。
追伸:
ご心配をおかけいたしました皆様。二度の診断の結果インフルエンザではありませんでした。疲労がたまって免疫力が弱まっていたようです。この時期は高熱を出すとインフルと疑われます。私は解熱剤だけの服用ですが、インフルと決め付けられると薬も異なってきますのでご注意を。
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