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2008/01/18(金)
じっと撮る じっとみる
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中学生の美術の時間。
自作ダンボールカメラを制作し、「私のお気に入りの場所を撮影する」という授業をしています。
2学期、うまく撮れないまま授業を終えてしまった生徒や、もっと撮影したいという生徒が多かったので3学期の初めの授業を使って、北風の吹く中、じっと撮りました。
デジタルが急速に普及し、想像したイメージが本当にすぐに手にはいる中、生徒達にはこのアナログ感が心地よいみたいです。
ダンボールを暗くして中にスクリーンを取り付けてレンズをつけると立派なカメラの出来上がり。
スクリーンに映る天地左右逆像は、日常見慣れた風景をもう一度じっくりと見直す機会を与えてくれるように感じます。
そして、感光紙の感度も低い為、カメラを固定してから日中で約20分の撮影時間が必要です。
そのため、じっと完成の写真をイメージし続ける時間と、撮影している対象とを、頭の中で行ったり来たりしながら時間を過ごします。
そこに、この取り組みの最大のポイントがあるように思います。
情報やイメージが容易に入手できるこの御治世。
あなたも自作カメラでじっと撮影をしてみませんか?
そこで!!
「自作ダンボールカメラをつくり、日常を撮影する」写真ワークショップを開いてみようかと思います。
自作カメラを実際に制作して、写真を撮るというワークショップです。
参加したい!興味あるよ!って人はメール下さい。
メールはメニューの「self」 から送れます。
日時や場所を設定して是非実現させましょう!
写真:『みっつのはこ』 20分露光
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