asa. Diary
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2007/09/16(日) NY紀行C―感覚―
2007.9.5



少し寝すぎて10時に起床。



フライトの疲れもあるし、昨夜の深夜徘徊の反動が体に現れた。



アパートメントの近くはかなりの「カオス」で、そこで写真を三時間ほど撮った。



屋根から謎の紐がたくさん垂れていて、あたかも首吊り現場のような場所やバーベルやソファが無造作に転がっていたりと、自分のイマジネーションが高まっていく熱を感じて写真を撮る事が出来た。



支度をし、鍵をニ、三度掛け直しアパートメントを出る。



今日も蒸し暑く、お天気に恵まれている。



昨日と同じように、142st駅から地下鉄に乗る。



時間帯が落ち着いているのか、座席に座る事が出来た。



日本の列車の座席とは異なり、とても固い。



34st駅で降りる。



29stまで歩き、ポートフォリオをギャラリーまでもって行く。



昨日より少し落ち着いて作品を見ることができた。



相変わらず作品は静かにそこにあり、ひかり、またたいている。



自分の作品がこんなにも他人的だと思ったのは今回が初めてだ。



その理由が何かは分からなかったが、いい意味でとても距離がある。



長い間コンタクトをとっていて、お互い今日初めて対面するような、そこからまた密な人間関係が始まるような…



はじめまして!でもよく知っていますよ、と挨拶をしたくなるような。



そんな感覚。



ギャラリーを後にして朝食。



サブウェイのサンドウィッチはかなりオススメ。



野菜をモリモリ入れてもらって、栄養のバランスを摂る。



油っぽい食事ばかりなので、シャキシャキするレタスやピーマンがとても美味しい。



午後の予定は別行動。



五人のうちの女子組みはミュージカルへ。



私達男組みは、ギャラリーめぐり。



チェルシーだけでもかなりの数のギャラリーがあるので、最も密集している24st〜25stを中心に見てまわる。



面白いのは、ジョギングをしているついでに立ち寄っちゃった的な、ランニング、短パン姿のおじさんや子供がギャラリーで作品を見ていること。



気に入った作品を選べるように迫り出す壁の構造も興味深かった。



商談スペースも凝っていて、絶えず人が出入りしていた。



NYのギャラリーは、扱う作品がとても細分化していてそのギャラリーの特色が色濃くでているという印象を受けた。



残念だった事の一つに、夏季休業のギャラリーや展示がえの期間だったため閉まっているところが多かった。



三時間ほどまわり、休憩をかねて歩いているとチェルシーの公園にたどり着いた。



そこにサッカーをしている二人組がいた。



二人に一緒にサッカーがしたいと伝え、一緒にサッカーをすることになった。



一人はブラジル人、もう一人はスペイン人、そして私達日本人が二人。



ストリートサッカーデビュー。



片言の英語だったけれど、それ以上にサッカーの感覚はスムーズに伝わる。



ここでパスをくれ、ここにクロスあげるぞ、惜しい、ナイシュー!



なんだかんだで休憩ではなく二時間ほどのハードワーク。



流れる汗が心地よい。



最後に記念写真を撮り、アドレスの交換をし仲間との待ち合わせ場所へ。



待ち合わせ場所はエンパイアステートビル。



マンハッタンの摩天楼にはまだ時間があったので夕食を先にとる。



チキンのステーキに炒めたライスのプレート。



日本のお米のレベルの高さを知る。



店を出るとにぎやかなネオンが眩しい。



入場料の$18を払い、セキュリティチェックを受け展望台に。



展望台に行くまでの通路には、裸電球丸出し、配線ごちゃごちゃ、しまいには油性マジックで書かれた「UP」と「DOWN」、思いっきり工事中の場所を通過し、観光名所でこれはないなぁと少々気になったが、当人達にとっては当たり前なのだろう。



そういえばギャラリーのキャプションも曲がっているギャラリーが多かった。作品も。



展望台からみることのできたおびただしい数の光は、美しいというよりも私には不気味に感じられた。



ずっと先の空との境界の光はゆらゆらとゆれていた。



足元が浮くような感覚を伴いながら岐路につく。



34stから地下鉄に乗り、142stで降りる。



相当疲れていたのかうつらうつらしてしまった。



142stから歩き、150stのにおいを感じて帰ってきたと感じられたのは不思議だった。



しだいにこの場所が帰ってくる場所へと変化していく感じを実感しながら就寝。



この場所ではここが家だ。



明日は何が起こるだろう。


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