asa. Diary
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2007/02/02(金) ブラックボックス


―本当にみたいものは、みようとしただけではみえないと私は思う。





先日の日記の友人からの書き込みで思い出したことがあるので書いてみる。


大学の講義で、先生は「おにぎりの値段はいくらだ?」と投げかけた。


この発問は、私の重要な肉となり、現在を生きる糧となっている。


私は、つまらない質問だなと思った。



おにぎりは「105円」に決まっている。



先生は続けた。


「たいていの人がコンビニで並んでいるおにぎりを考えただろう?」


「そのおにぎりの材料である米がどういう工程でできて、その工程には何日かかり、どのような苦労があるか、そして、どうつくられておにぎりになっているか、考えもしないだろう?」


「身近にあるおにぎりさえも、ブラックボックスなんだ!」


と。



この時、私は、とてつもない衝撃を受けた。


「みえているものは実はみえていないのだと」



それから私は、



「本当にみえるということはどういうことだろう」


「ものごとを理解するという事はどういうことだろう」



という問題を常に傍に置くようになった。




コンビニに行けば全てが陳列されているような時代。


夢や理想や、癒しや欲求や、国家や世界や、哲学や科学や価値観なども。


全ては均一なブラックボックスとして陳列されている時代。




それに対し、良い悪いは問題ではなく。




自分が本当にみたいものをみるために、ブラックボックスをどう扱っていくか。


これからも、目の前にある事象に対し、能動的に働きかけて行きたいと願う。








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