asa. Diary
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2007/12/12(水) 「クリスト」と「まちアートプロジェクト」
 ひさしぶりに溜まってきたノートをまとめたいと思います。

以下「アートプロジェクト」に対しての長文になります。

思考不足箇所も多数ありますがご了承下さい。






 アートプロジェクトの先駆、クリスト(Christo)に関する書籍を集めて調べています。


 クリストというと、プロジェクトのスケールの大きさに注目してしまいがちだけど、プロジェクトを実行するまでの長い時間をかけた準備に焦点をあてたい。


思考と実験、設計図ともいえるドローイングを数多く描き、そのドローイングを自らの作品として売却しプロジェクト実行の為の資金調達をする。


1991年の「アンブレラ、日本とアメリカのためのジョイント・プロジェクト」でかかった費用は2600万ドルと言われている。


プロジェクトの公的な許可の取得や土地の所有者への許可も自ら行う。


地域の人と共同してプロジェクトを行うというよりも、クリストのイメージを具体化するために地域の人が協力するという形式もとても明快だと思う。


一つのアートプロジェクトの形がそこには存在する。




 私達が行っている「まちアートプロジェクト」のような、地域と共同して行っていくアートのプロジェクトには、必ずといっていいほど、私達(プロジェクトを行う側)と、地域(商店会側)に「ずれ」がある。


その「ずれ」とは、


「アートプロジェクトを行ったところですぐにお客が増えたり、宣伝されたりして、お店の利益になるか」といったことを求められる事が主に挙げられる。



私達のアートプロジェクトの目的「アートで地域とコミュニケーションを持ちたい」というものとそこには大きな「ずれ」が生じている。



そのとき私達は、「すぐにお客が増えて利益があがる可能性はきわめて低い」と説明している。



しかし、「私達のプロジェクトが、たくさんの人の共感の下、時間をかけて地域に根付くようなものになった時、そこには利益があるのではないか」と付け加えている。



その「ずれ」を考える事はとても面白い事で、この「ずれ」を追求していく事が、クリストとは異なる形式でのアートプロジェクトの在り方の面白さなのではないかと考える。



なぜなら、私達のアートプロジェクトが地域の人独自のアートプロジェクトにもなりえる可能性がそこにはあるからだ。



共同とは誰かが行ってくれるのを外で見ているのではなく、プロジェクトスタッフ、商店会側が自ら、(最終的にはそこに住む地域住民)のようなプロジェクトに対して、全ての人が主体的にプロジェクトに関わっていく事だと私は思う。



前述してきた「ずれ」を多角的に物事を考える視点の「ずれ」として生かすことができれば、地域に対して多様な視点を持つ事ができ、プロジェクトを通して、自ら住んでいる地域を改めて捉えなおす事が出来るのだと実感する。





 越谷でプロジェクトを行って2年目。



地域の方の協力も多くなり、店舗に展示する作品への注文も数多く飛び出した。



それはどういうことかというと、学生が制作した自分の店舗に展示する作品を、間接的に商店主が制作しているということである。



自分の店舗に来るお客さんに自らが作者のように、作品のコンセプトや魅力をナビゲートすることからもそれを実感する事が出来る。



少しずつだけれど、今まで地域に関心の無かった方が関心を示してくれたり、他の地域からプロジェクトを見に来てくれる方が現れた。



長くなったが、プロジェクトの大きな魅力は「参加できること」だ。



これからも主体的にプロジェクトに関わり、広く発信して行きたい。






最後に一言


「ご一緒にいかがですか(笑)」














まちアートプロジェクト


お問い合わせ:

MAIL:townart07@yahoo.co.jp


公式ブログ:

BLOG:http//townart.exblog.jp/


公式コミュニティ:

MIXI:http://mixi.jp/view_community.pl?id=2423394






 6日、晴れて25歳になりました。

サプライズがあったり祝いのメッセージがありました。

いつも支えてくれている皆さんの暖かさを改めて感じた一日でした。

ありがとうございました。






写真1:まちアート展覧会、大袋ギャラリーひろばの様子

写真2:ヤマイチサイクルセンターでの展示を終え店主さんとのツーショット

写真3:まちアート展覧会、大袋ギャラリーひろばの様子A


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