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2007/11/10(土)
コミュニケーション
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埼玉県越谷市で23日まで開催されている「まちアートプロジェクト」
越谷市の商店約40箇所一店舗一店舗に作品展示依頼をし実現したプロジェクトである。
その中で、おなじみのコンビニ、ローソンでの展示を紹介したい。
店舗＃11
北越谷エリア：ローソン北越谷2丁目店
作品名：『Comic Communication ver.ローソン北越谷２丁目店』
作者：山口愛(文教大学教育学部美術専修)
お馴染みのコンビニ、ローソン。
どこへ行っても同じサービス、同じ品物が置いてある便利なコンビニは現在必要不可欠な存在になった。
その便利さの一つにコミュニケーションの不必要性があるのではないか？
そんなことを考えたのは、ある八百屋さんに話を伺ったときだ。
「スーパーやコンビニなんかは便利で何でもそろうけれど、会話が無いよね。ウチは夕飯の相談をされたり、新鮮な野菜をお勧めしたり、子供が風邪で寝ているといったら栄養のあるものを伝えられる。そういったコミュニケーションが個人店のよさだね。」
と、個人店の良さを熱く語ってくれた。
個人店のこうした会話を楽しみで買い物に足が向かう一方で、
レジに買いたい品物を持って行きお金を渡し店を出る一連の動作のスーパーやコンビニに、人の存在を感じることは少ない。
今回の山口の作品は、コンビニの店長さんを題材にした漫画だ。
5ページの中に、コンビニで働く店長さんの人間性が溢れている。
山口はこの作品の制作の為、店長さんにインタビューをし、何度も作品を見せては書き直しを繰り返し制作していく中で、「マニュアルだけではない人間対人間のコミュニケーション」を大切にしているという、店長さんのお店に対する考えを漫画に描き、来店したお客さんに伝えたいと思ったらしい。
その場に生きる人の熱を感じることの出来る作品である。
是非、今宵の晩酌の缶ビールを買う際に漫画を読んで見てください。
店舗詳細
ローソン北越谷2丁目店
越谷市北越谷4-3-7
048-978-4663
24時間営業
無休
まちアートプロジェクト
会期：10/21-11/23
公式ブログ：http://townart.exblog.jp/
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