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2007/01/12(金)
制作と今の自己の確認
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いよいよ展覧会も近づいてきてそわそわし始めました。
去年の展覧会までの自分と
今年の展覧会までの自分
去年に比べ、今年の自分は、大きく変化し前進している実感を得ています。
去年、もうこれ以上できないだろうというところまでやりました。
展覧会で作品を出品し、この次、これ以上のものを自分自身つくれるのか疑問でした。
大いに悩み、苦しみ、悩み、苦しみ、最後の最後につくる楽しさ、喜びを実感できた作品でした。
しかし、現在の自分の視点でその作品を見ると、もっと「こう出来ただろう」、「ここが甘い」というところに気付きます。
学部にいたころとは異なる視点を、社会に出て持つ事が出来たことが大きいのだと最近分かりました。
美術館、地域で発表する機会があった事で、様々な学芸員、作家の方、地域住民の方とお話しする機会があったことが自分の視野を広げたのだと分かりました。
「作品づくり」は「人づくり」だと大学の助手さんから言われました。
「人としての成長とともに作品の幅が出てくる。
作品はその人の生き方、思想」なのだと。
自身のライフワークとして続けていた、夜中のライトドローイングによる自分自身のポートレート。
様々な場所に行き、自分の軌跡を残す行為。
私はそれに、今までは大きな意味を見出せずにいました。
しかし、どんなに忙しい時も、夜、撮影したくなる衝動に嘘はつきませんでした。
その行為も、三年目を迎え、「続ける事」に大きな意味があるのだと気付きました。
撮影回数は2500回を超え、自分自身の行為、表現の「粘り強さ」を感じました。
展覧会ではその中の三枚を出品します。
悩みに悩んで選んだ3/2500。
今も撮り続けているので、分母は大きくなり続けています。
「自分が存在する場所」を求め続けて生まれた作品をどうぞ御覧下さい。
BUNKYO UNIVERSITY GRADUATION WORKS 2007
埼玉県立近代美術館
JR 京浜東北線北浦和駅西口徒歩3分
2007 1/23〜1/28
会館時間10:00〜17:30
一般展示室/入場無料
写真:去年の卒展で発表した作品。
『私 16:41:29〜6:24:44』
テーマ:日の入りから日の出まで約14時間にわたる、時間的、空間的、身体的、自己存在証明。その時、一瞬一瞬を自分はどう自分を確認しているか。
↓こいつを超えます
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