asa. Diary
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2007/01/30(火) 埼葛美術展終了
・仕事から帰ってきて「少し」寝ていたら

1:40でした。

先週の怒涛の忙しさに息を抜いたら、そのツケがしっかりまわってきました。




・写真は、埼葛美術展のものです。


小学校、中学校、約230校の作品が一度に並びました。

先生方の日頃の実践の賜物です。

いろいろな実践を見ると、とても勉強になり、地域を生かした実践も見られます。

刺激を受ける作品も沢山ありました。



四月に小学校にあがる児童、中学校にあがる生徒にも、こうした作品を授業でつくるんだというイメージを得られる、いい機会だと感じました。


普段、たいていの人間にはブラックボックスである学校で行われている授業を、こうした開かれた展覧会を通して「目に見える授業」に変えることは大きな意味があります。


人間は、「理解できない」、「分からない」、「目に見えないもの」を信頼することはとても困難です。


だからこそ、こうした取り組みはとても大切だと改めて感じました。


幸い、開催日の土日は天気もよく、地域の方も沢山足を運んでくれました。


また、図工・美術担当の先生方ともお話が出来たこともこうした展覧会があったからこそだと感じます。


一つの学校に一人の美術教師という今の現状。


その中で、美術教師は自分のことを客観的にみたり考えたりする機会はとても少ない。


教師にとっても、大きな意味のある展覧会でした。





特選・入選の生徒の賞状が今日、届きました。

名前を記入し、次回の朝会で渡します。


渡される側も緊張しますが、渡す側も緊張しますね(笑)




今から夕飯を食べて少し仕事をして寝ます。


おやすみなさい。

2007/01/28(日) 点は線を描く
・展覧会が本日を持って終了いたしました。

お忙しい中、足を運んでくださった方、ご感想をくれた方、本当にありがとうございました。




今回、わかったことがあります。




去年、大学を卒業し、社会へ出て、仕事をしながらの作品づくりという時間を過ごしてきました。


学生の頃は、ただある時間のなかでの制作。


当然、自己と向き合う時間も多いのだけれど、密度が低かった。


今は、本当に少ない時間の中での制作、思考だけれど、とても密度の高い時間として、感じられています。


その時間を大切に積み重ねてきた今回の作品は、自分でも大いに認めることができる作品でした。


しかし、私の作品は、現在進行形の中での一点に過ぎず、今現在すでに展覧会の作品を超える構想も生まれています。




「点の連続は線を描くことができる」




制作に対しこれからも、自分を偽ることなく、己と真摯に向き合い続けていきたいです。




P.S.


3月に、「美術教育」をテーマにした展覧会が「うらわ美術館」で開催されます。

その時、私が約三年間行ったワークショップで撮りためた作品を展示しようと思います。

詳細は後日お伝えいたします。

楽しみにしていてください。

2007/01/23(火) 人と話すこと
埼玉県立近代美術館への作品搬入、何とか終えました。


美術館で展示作業していると時間があっという間ですね!


前日、授業の準備で、あまり寝ていなかった為、覚醒状態での展示作業でした。


その後、後輩達と夕食を食べ、アートについて熱く語りました。


忘れるためにメモします。


・美術の価値について

・美術が存在する意味について

・鑑賞について

・比較することについて

・教育について

・自己実現について

・国について

・総合的な学習の時間の本当の意味

・多角的な視点と美術活動について

・「見えない価値」の存在

・美術を通して言うこと

・「絵を見てください」という質問自体が限定的でかつ、かなり高次な質問なのではないか?

・自分の領分を超えたものへの対応

・帰納法と演繹法

・言語について

・自然科学について

・進化と退化について

・共通認識の享受と尊敬について

・etc…

・etc…



「メモは忘れる為にする」とは私の親友の言葉です。


また改めて、ここでそれぞれについて書こうと思います。




人と話すことは、とても面白い。


自分とは違う角度で同じ物事について言い当てていることがあるし、それによって自分の考えをより深くすることが出来る。


これからも沢山の人と話をしていきたいです。

2007/01/20(土) 午後の思考

―様々な物事について考えられなくなることが一番恐ろしい




谷川俊太郎の『ぺ』というショートショート集には『エデンの園』という作品がある。


話の概要は次の通り。



町も村も都市もなく、人間は羊のように群れて生きている。

髪もひげも伸び放題、はだは垢まみれだが、彼らの目はおそ ろしいくらい、やすらかに澄みきっている。

「幸福と平和を守る地球コントロール委員会」が、一定の間 隔で「幸福増進剤二九六二型」を大気圏に散布し、その後、「避妊光線の定期放射」を行い、「一般精神安定剤並びに栄養剤配合の夕立」を降らせてくれる。

人間は、生殖という原始的な手段に頼らずに存在し、もはや時間に無頓着だった。

不老不死を手に入れた人間達は、風がたった底抜けに晴れ渡った青空から降る夕立に、ゆっくりとした動作でのびをしながらそこここで体をさらす。

見に付けた腰みのの、しりのあたりからはそろってはえかけ たちいさなしっぽをのぞかせながら




考えることをやめてしまったら、私にもしっぽが生えてくるのではないかと思う。


デカルトの『方法序説』にある「ワレ惟ウ、故ニワレ在リ」の一文はあまりにも有名だが、考えること無しに、自分という人間は存在しないと最近強く実感する。



昨年一年間は、自らの制作について深く考えようと決意した年であった。



しかし、社会にでて、様々な物事の中で、それを出来なくなっている自分に気付いた時に、本当に恐ろしくなった。



私にとって大切なことは、自らと深く対峙し超えていくことだ。


三月で、今やっている非常勤講師も終わる。


いずれにしても、一番大切なことを怠ることがない様、日々生きていこうと思う。



2007/01/13(土) 展覧会案内


以前からお伝えしていましたが、正式にお伝えいたします。



BUNKYO UNIVERSITY GRADUATION WORKS 2007

埼玉県立近代美術館

JR 京浜東北線北浦和駅西口徒歩3分

2007 1/23〜1/28

会館時間10:00〜17:30

一般展示室/入場無料



私は、

『#2072 土手にて 2007.1.5 21:33:48』

『#2180 お化けトンネルにて 2007.1.7 21:44:56』

『#2240 部屋にて 2007.1.8 03:55:58』

以上三点をB1サイズ(1030mm×728mm)で出品します。



年末の展示会のものをさらに新しく構想し、撮りなおしました。

是非、お立ち寄りいただけたら幸いです。


DMご希望の方は、メール、メッセージにてご一報下さい。


よろしくお願いします。



詳細は埼玉県立近代美術館HPへ

http://www.momas.jp/

2007/01/12(金) 制作と今の自己の確認
 いよいよ展覧会も近づいてきてそわそわし始めました。


去年の展覧会までの自分と

今年の展覧会までの自分


去年に比べ、今年の自分は、大きく変化し前進している実感を得ています。


去年、もうこれ以上できないだろうというところまでやりました。


展覧会で作品を出品し、この次、これ以上のものを自分自身つくれるのか疑問でした。


大いに悩み、苦しみ、悩み、苦しみ、最後の最後につくる楽しさ、喜びを実感できた作品でした。


しかし、現在の自分の視点でその作品を見ると、もっと「こう出来ただろう」、「ここが甘い」というところに気付きます。


学部にいたころとは異なる視点を、社会に出て持つ事が出来たことが大きいのだと最近分かりました。


美術館、地域で発表する機会があった事で、様々な学芸員、作家の方、地域住民の方とお話しする機会があったことが自分の視野を広げたのだと分かりました。



「作品づくり」は「人づくり」だと大学の助手さんから言われました。


「人としての成長とともに作品の幅が出てくる。

作品はその人の生き方、思想」なのだと。




 自身のライフワークとして続けていた、夜中のライトドローイングによる自分自身のポートレート。


様々な場所に行き、自分の軌跡を残す行為。


私はそれに、今までは大きな意味を見出せずにいました。


しかし、どんなに忙しい時も、夜、撮影したくなる衝動に嘘はつきませんでした。


その行為も、三年目を迎え、「続ける事」に大きな意味があるのだと気付きました。


撮影回数は2500回を超え、自分自身の行為、表現の「粘り強さ」を感じました。


展覧会ではその中の三枚を出品します。


悩みに悩んで選んだ3/2500。


今も撮り続けているので、分母は大きくなり続けています。


「自分が存在する場所」を求め続けて生まれた作品をどうぞ御覧下さい。




BUNKYO UNIVERSITY GRADUATION WORKS 2007

埼玉県立近代美術館

JR 京浜東北線北浦和駅西口徒歩3分

2007 1/23〜1/28

会館時間10:00〜17:30

一般展示室/入場無料




写真:去年の卒展で発表した作品。

『私 16:41:29〜6:24:44』

テーマ:日の入りから日の出まで約14時間にわたる、時間的、空間的、身体的、自己存在証明。その時、一瞬一瞬を自分はどう自分を確認しているか。



↓こいつを超えます

2007/01/10(水) 『草風』でお茶を点てる
生徒の授業の傍ら、制作していた「茶腕」が出来たので、お茶を点てました。



―茶を飲みながら、その茶葉の育った土や風に想いを馳せたい


―粘土の質感の気持ちよさを忘れないよう



この茶碗に、『草風―SOUFUU』と名をつけました。



茶筅は、先日、上野の骨董市で値切って購入したもの。



その茶筅を使い、次第に変わる茶の色を見ながら様々な事を思う。


こんな時間を大切にしたいと改めて思う午後でした。

2007/01/09(火) 始業式の朝
―三学期が始まりました。



三年生は進路に向けて、そして中学生活最後の大切な時間。

今しかない時間を噛みしめながら生活して行って欲しいと思います。




―今日、通学途中に、氷を手裏剣に見立てて遊んでいる小学生がいました。



私が小学校のこの時期、家から出て庭のバケツを調べ綺麗に丸くなった氷を小学校まで持っていくことがありました。


少しずつ手に持っている場所が薄くなり、手の感覚がなくなり、穴が開いてしまうのですが、なんとか学校へ持って行き、友人に綺麗な円の氷を見せるのが好きでした。


朝日に輝いてキラキラした氷をみて、友人とこのままとけなきゃいいのにと願ったものです。


今思うと、あの頃から、自分の感動したものや驚いたもの、楽しかった事などを、人に伝え、驚かせたり、楽しませたりするのが好きだったのだと感じました。


氷手裏剣で遊んでいる子供を見て、初めて、氷の存在に気付いた自分が少し悔しく感じた朝でした。





写真は、水の流れ。

水の音とか動きに見とれました。

水族館行ったのに魚あんまり見てなかったな(笑)


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