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2006/07/21(金)
神戸紀行
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岡山でのやるべきことを終えて、そのまま新幹線で帰宅!
…なんて出来るはずもなく、
「とりあえず東へ行くか!」
と展示を見に来てくれた相方と合意し、
東への旅を決行!!
鈍行に乗り込み、流れ行く景色を見ながら、ふと、遠くまで来たことを実感する。
長いトンネルの後、田園風景、澄んだ川、山々…。
そうしているうちに、少し眠ってしまったらしい。
鈍行の揺れは、ゆりかごのそれなのだろうなと勝手に想像して、うつらうつらしていた。
二駅ほど、過ぎただろうか、駅員さんが、切符のチェックに来た。
「切符を拝見いたします。」
と、駅員。
「行き先が決まってないので、最低料金(140円)で乗っています。」
と私。
「うーん。どこまで行きたいの?」
と、少し訝しげな表情を浮かべる…
「どこっていわれても…。大阪あたりまでかな??」
と、適当な答えの私。
「じゃあ、神戸は通るね。」
と、神戸までの清算を半ば強引にさせられた。
―無理もない。皆、目的地があるのが当然なんだろう…。
(私が旅をする時、ガイドブックの類は、ほとんど使わない。その土地に、何があるのか分かってしまうと、途端にその土地に魅力を感じなくなってしまうからだ。
―旅は確認作業ではない。
というのが、私の持論だ。
その土地に、未知の自分で降り立ち、歩いて、歩いて、自らの地図をつくる。(岡山の駅周辺の地図をつくるまでには2日を要した)
大きな通り、脇道、全てはインスピレーションに任せて、歩きまくる。
バスに乗るのも効果的だ。
地元の人がどんなところで生活しているか一望できるし、たいてい繁華街を通るからだ。
どこに行けば、何が手に入るか。
安い宿、スーパー、薬局、文房具屋、飲み屋etc...
目ぼしい店を記憶し、地図をつくる。
こうした一連の流れが私の旅のスタイルだ。)
差額を払い、駅員から手渡された「岡山→神戸」と書かれた、証書をみて、神戸に行ってみてもいいなと思った。
神戸は、あのイメージとは一変した、元気な街だった。
あのイメージとは、大震災で、高速道路がもげたそれだ。
もう11年も前のことなのだと思うと、当たり前なのかもしれないが、私には、神戸というと、あのイメージなのだ。
沢山の方のご苦労があって、こうして復興したのだろう。
元町中華街は香港のカオス街を彷彿とさせる刺激的な街だったし、港は流しの叔父さんの洒落た選曲でとてもロマンチックだった。
神戸、元町、三宮を中心とした観光エリアを全てまわることは出来なかったが、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。
写真は、問題の切符(笑)
次回は大阪紀行をお届けいたします。
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