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2006/03/07(火)
初春の心
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・大学に行くまでのみちにある桜並木の桜のつぼみが大きく膨らみ始めている。
卒業制作のカタログ作りの為、今日、久しぶりに大学へ行った。
風は冷たくとも、少し前の冷たさはなく、すっかり春が近づいてきていることが実感できた。
クラスの皆は、それぞれ進路を決めて、桜が咲く頃には新たなステージで活躍することだと思う。
当たり前だと思っていた、学食での昼飯の時間や、裏庭でのたわいもない語り合いの時間が本当に貴重なものだったと、過ぎた今になってやっと分かった。
人はいつでも、その時には「分かっていない」ものだ。
けれど、それでいいのだと思う。
「分かっていない」から「分かろう」と何かに打ち込む。
ただ、その時、「分かっていない」ながらも「分かっている」ふりをして、後になって、やっておけばよかったと後悔することだけはしてはならない。
何かに夢中になって、後先のことを考えないでいるときこそ、真剣である時だと私は思う。
自分の進んでいく道で、常に真剣でありたい。
表現者として、教師として。
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