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2006/03/19(日)
「越境の旅〜出発、そして伝説へ」
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香港へ三泊四日のツアーの出発日。
もちろん荷物の用意は当日でした。
前日、ここでも紹介しているプロジェクトの会合があり、帰ったのが遅く、そのまま爆睡していた為、旅行の準備ができていない状況で、当日を迎えました。
AM 8:00
起床。
準備を開始する。
あれ?海外旅行だよな?
ってくらいの荷物。
AM 9:00
柳さん、衰勢がウチに来て、朝飯を一緒に食べる。
出発の飛行機は六時なので、空港の集合は四時半。
出発まで、王ジャパンの準決勝!日本×韓国に熱くなる!
PM 2:00
七回に日本チームが猛威を振るっていて、大興奮の中、泣く泣く出発。
衰勢は駅までお見送りに来てくれて、私達は、プラットホームへの階段を上がる。
すぐに電車が来て、乗り込む…が
強風の為、運転見合わせ。
数十分後、徐行運転開始。
数十分後、運転見合わせ。
約、四十分ほど車内でステイし、乗り換え、成田まで急ぐ。
余裕を持ってでたはずが、かなりギリギリになり、出国手続きを全て終えて、搭乗口へ。
この時、
PM 6:20
飛行機の出発時刻はPM 6:30!!!
もちろん、FINAL CALL(笑)。
なんとか機内に入り、コーラを飲みながら、沢木耕太郎の「深夜特急T―香港、マカオ」を読む。
P64 ℓ7〜ℓ13
自由についての記述に心が熱くなる。
予定がないことを自由と感じられること、そして今日一日どうしようかと考えることができること。
私達はツアーで二日目の予定は決められていたが、三日目は完全に見知らぬ土地での自由行動ができるようになっていた。
自分の足で、地図をつくることができる。
そう思えただけで、香港への到着が待ち遠しかった。
PM 8:30
機内食を食べる。
ウエットティッシュが温泉の素にあるような、花の香りのそれだった。
いよいよ異国へ足を踏み入れたのだと実感が伴ってきた。
味は少し濃い目であったが、美味しく感じられた。
PM 11:42
いよいよ香港国際空港に到着。
アナウンス「時差が一時間あるので、時間を一時間お戻し下さい」
「時間を戻す」ということを非常に簡単に言うのだなと、少し面白かった。
現地時間では、PM 10:42になる。
約80ものターミナルがあり、足では時間がかかりすぎるらしく、空港の地下には地下鉄が走っていて、この空港の広大さを感じることができた。
PM 11:34
現地のガイドの案内でホテルまでのバスに乗り込む。
空港から出たときの香港の空気のにおいは、じっとりとした湿気を含み、初めて嗅ぐそのにおいに、心は高鳴った。
ホテルに着いたのはAM 00:37
予想をいい意味で裏切り、かなりきれいなホテルだったので驚いた。
ツアーには、何組かのグループが参加していた。
母と娘。
学生。
カップル。
母親ほどの年齢の夫人。
OL。
そして
他のどのグループよりも軽装の私達。
日本時間では一時半をまわっているため、本来ホテルのチェックイン後、明日に備えるのが妥当だろう。
しかし、私達は荷物を部屋に置くやいなや、深夜の香港の散策に出ることにした。
ホテルの外に出る。
ねっとりとした空気が、体の中に充満する。
たどり着いたという実感が眠気を感じさせない。
どこに行くあてもなく、街を彷徨う。
香港の夜は実に魅力的だった。
道路にそりだした漢字の看板。
滴る水のにおい。
開発中、工事中のビル。
タクシーの運ちゃんの挑発。
キャット・ロードでの猫との出会い(誰かさんは大興奮だな)。
ガイドブックには決して載っていない、香港のスラム街。
大通りに出るとブランドのショウウインドー。
全てのものには表と裏があるって誰かが言ってた。
表は真実で、裏もまた真実だと。
香港という国は、それが直感的に実感できると思う。
一歩裏通りに入ると、鼻を突くようなにおいがする。
それを心地よく感じられたのは、自分の中でかなりの発見だった。
深夜、人の気配のないこの街に、人の気配が充満している。
どんな人たちがここで、どんな生活を送っているのだろう。
想像しただけでわくわくした。
時間を忘れて、散策したら、私達は、香港島のほとんどを歩き通していたことに気が付いた。
ホテルの近くに、24時間やっている粥屋があり、そこで夕食をとる。
白身魚の粥と、肉の粥。
共に15香港$。
1香港$は約15円なので、約225円。
味は、最高にうまい!
魚は少し泥臭いが、生姜でうまくにおいを消していた。
間食し、ホテルに戻ってきたのは、
AM 5:00頃。
泥臭い水の出る、シャワーを浴びて、ツアー2日目に備えて寝る。
明日(今日)の集合時間は、ロビーに7時だ。
写真はキャットストリートでの出会い。
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