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2006/03/16(木)
卒業式の朝に
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長い間学生っていうものをやってきて、今日が最後の卒業式になる。
小学生の頃なんかは、卒業式っていうと、歌の練習、卒業証書の受け取り方など、沢山練習した。
練習を重ねるにつれ、プログラムかなんかは、嫌でも覚えてしまい、長い時間を感じていたのに、本番は別物で、父兄の香水交じりの空気の中、合唱で涙ぐんだりもした。
中学生の頃は、皆、地元から離れて、並んで歩いていた小学生の頃とは違い、それぞれの道に進んでいくっていうことを、実感した。
定期なんかで学校に行く、高校生が大人に見えて、早くなりたかったけれど、満員電車のすさまじさを体感してからは朝が苦痛だった。
高校の卒業式は、先が見えない状態で迎えた。
皆、それぞれ進学、就職をしているのに、自分は中途半端だと思った。
本当にやりたいことが何か分からない時期でもあった。
一年間浪人して、学んだことは、多くの価値観が存在するということだ。
「大学進学」というある意味わかりやすく一貫性のある制度の予備校という学校で、それが学べたことは、大きかった。
大学に入り、自分の好きなことを見つけ、正直に、逃げずに、真っ向から対決する、苦しさ、楽しさ、喜びを、自分の好きなことを追求していく中で学んだ。
沢山の、生涯付き合っていきたい親友も沢山できた。
今日、大学を卒業します。
今、目の前に見えている道を、これから進んでいきたいと思います。
多くの人に助けられ生きてきた、これまでを忘れることなく進んでいきたいと思います。
「道は、望んだ分だけ距離を伸ばす」
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